今回は、格安SSD(2.5インチ SATA)の第6弾として、Hanye N400 128GBを試してみたので記録します。
Hanye製SSDは、先日「W400(W400-128GMP01)」を記録しましたが、N400もほとんど同じようなスペックで価格も同じく格安!です。
それぞれの位置づけがよくわかりませんが、もしかしらたW400のモデルチェンジ版が今回のN400なのかもしれません(勝手な想像です)。
ただ、現時点で代理店のHPにはN400/W400の両方が掲載されており、真相はよくわかりません。
ということで、今回はN400/W400を比較しながら記録します。
↓ 激安!! Hanye Q55 の記事はコチラ ↓
↓ Hanye Q60 の記事を追加しました ↓
Hanye N400 開封確認
先ずは開封前のパッケージ外観から。
封印シールは左右ともバッチリです。
MADE IN CHINAになっています。

N400とW400のパッケージを並べてみると、デザインの雰囲気?はとても良く似ています。
ちなみに、以前のW400は「Made in Taiwan」だったので、原産国が変わっています。
メーカーサイドとしては、これが大きな違いなのかもしれません。

開封して中身を取り出しました。
日本語の取扱説明書が同梱されているのは、以前のW400と同様ですが、紙のサイズが約2倍になり、記載内容もバージョンアップしています(画像割愛)。

SSD本体です。
モデル名は「N400-128GSY03」。
W400と同様、筐体はオールアルミ製で、個人的にはポイント高いです。

SSD本体もN400とW400を並べてみました。
並べてみただけで、特にコメントはありません(笑)

また分解!
では、いきなりですが、恒例の分解です!
当たり前ですが、筐体を開けると「Warranty Void」なので、覚悟が必要です。
アルミ筐体は、以前のW400と同じように裏蓋を嵌め込んでいるだけだと思ったら、固定ネジが1本追加されていました。
ただ、
ただ、封印シールがある訳でもなく、⊕ドライバーで普通に回せるのでので、意図はわかりません。

ピックを使ってパカッ!と開けました。
基板の裏側は何もありません。

ネジ3本を取り外して基板を取り出しました。
表裏で画像を並べると、こんな感じです。

コントローラーは、SMIの「SM2259XT」でした。
先日記録したTranscend 420SやLEVEN JS-600でも使用されていたので、最近の格安SSDの主流になってきているのでしょう。
もちろん、DRAMレスタイプです。
一方、NANDは「SH25G9TB18EX256」と刻印されていますが、調べてもヒットしません・・・
あとでsmi_flash_id_ataで確認してみます。

ちなみに以前のW400のコントローラーは、「SM2258XT」だったので、やはり今回のN400の方がバージョンアップ品ということでしょう(たぶん)。

ただ「SM2259XT」と「SM2258XT」の違いについては、調べてもよくわかりませんでした。
唯一わかったのは、「SM2259XT」の方が低電圧になっているようなので、発熱が抑えられているかもしれません。
あと、どうでもいいことですが、N400は基板サイズがかなり小さくなっています(どうでもいい!)。
分解確認は以上です。
ジャンクX240で動作確認
今回もテストマシンは、ジャンクThinkPad X240(Core i3)です。
取り付けは、まったく問題ありませんでした。

BIOSでの認識はモデル名通り「Hanye N400-128GSY03」でした。

早速、Windows10(21H2)をインストールして確認していきます。
まずは、デバイスマネージャーです。
問題なく認識されています。

そして、CrystalDiskInfoです。
画像では「*」で隠していますが、シリアルナンバーは、筐体に貼られたシールの番号と一致していました。
以前のW400も一致していたので、原産国が台湾から中国に変わっても、この辺は問題なさそうです(失礼)。
あと、温度センサーは一応機能しているようです(絶対値が正しいか?は別として・・・)。

それでは、CrystalDiskMarkを実行します。
いつもの通り、1GiBの一発勝負です!
エイッ!!
格安にしては悪くない数値ではないでしょうか?
以前のW400より、気持ち性能アップしているような気がします。

↓ W400のCrystalDiskMark結果はコチラ ↓
Hanye 128GB SSDを試してみた~格安SSD第4弾~
それと、CrystalDiskMark実行時の最高温度は39℃で、終始36~39℃で安定していました(HWiNFOで確認)。
以前のW400では、50℃ぐらいになっていたので、やはりコントローラーの低電圧化が効いているのかもしれません(違うかもしれません)。
いずれにしても、温度センサーの絶対値が正しければの話ですが・・・
さて、NANDは?
最後に外観確認で???だったNANDをsmi_flash_id_ataで確認しました。
結果は・・・

「Hynix 3dv6-128L TLC 16K ~」と出ました!
チップ上の刻印は違いますが、先日記録したJUHOR J800(256GB NVMe SSD)と同じNANDのようです。
まぁ、本当かどうかはわかりませんが・・・今回もこれ以上は追及しません。
まとめ
最後にHanye N400とW400を比較した簡単な表を記録しておきます(ホントかんたん)。
カタログ値(代理店HPより抜粋)は、両者まったく同じですが、使用されているコントローラー、NANDは異なっていました。
もちろん、製造ロットによっては、私が入手したものと異なる可能性もありますので、参考程度に見てください。
Hanye N400 (N400-128GSY03) | Hanye W400 (W400-128GMP01) | |
---|---|---|
最大転送速度 (カタログ値) | 520 MB/s | 520 MB/s |
SATA インターフェース (カタログ値) | SATA-III(6.0Gbps) | SATA-III(6.0Gbps) |
フラッシュメモリタイプ (カタログ値) | TLC | TLC |
TBW (カタログ値) | 55 TB | 55 TB |
コントローラー (刻印&smi_flash_id_ata) | SMI SM2259XT | SMI SM2258XT |
NAND (smi_flash_id_ata) | Hynix 3dv6-128L TLC ? | SanDisk 15nm MLC ??? |
現時点では、N400/W400ともに販売されていますので、どちらを買うか?迷うところですが、やっぱり最終的には価格ですね!
今回は以上です。
↓ SM2259XT を使用したSSD ↓
X1 Carbon 1stのSSD換装記録(トランセンド 420S)
↓ Hynix 3dv6-128L TLC NAND を使用?したSSD ↓
格安?JUHOR J800 256GB NVMe SSD試用記録
コメント
あけましておめでとうございます。早速Hanye N400 512GBを開けてみました(笑)
この販社はちょっと敬遠していたのですが、SM2259XTを調べたくなり購入しました。
NANDチップはSK hinyx H25BFTMF4M9R 1個!?検索するとHynix PE3110 NVMeに使われている8Die1パッケージ品でした。これは「大吉」引いた気分です。以下データを貼っときます。
v0.564a
Drive: 1(USB)
OS: 10.0 build 19045
Model: Hanye N400-512GSY03
Fw : HA02010B
Size : 488386 MB [512.1 GB]
From smart : [SMI2259XT] [U1124A0 00] [HYNV5]
Controller : SM2259XA bufferless
FlashID: 0xad,0x5e,0x29,0x33,0x0,0xa0,0x0,0x0 – Hynix 3dv5-96L TLC 16k 1024Gb/CE 512Gb/die
Channel: 2
CE : 2
TotDie : 8
Plane : 4
Die/Ce : 2
Ch map : 0x03
CE map : 0x03
Inter. : 4
First Fblock : 2
Total Fblock : 954
Total Hblock : 7632
Fblock Per Ce : 954
Fblock Per Die: 954
Original Spare Block Count : 55
Vendor Marked Bad Block : 0
Bad Block From Pretest : 5
あきちゃんさん
明けましておめでとうございます。
たしかに、そのNANDは当たりですね!
情報ありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
すみません訂正Hynix PE6110 NVMeでした。
N400 1TB版ですがSMI2259XT+Sandisk 96L BiCS4 TLCと出ました
たぶんこれもおみくじだと思いますけど。
Q60よりちょっと早いですね
st-saim さん
そうですか、1TBも2259XTでしたか。
当サイトへのコメントによると、N400は(今のところ)すべての容量でSM2259XT+TLCのようですね。
勿論いつまで続くわからないですが・・・
Hanye N400の製造メーカーはこの会社でしょうか?→ https://x.gd/NhSch
ケースと基盤の写真がN400と同一に見えます。
ネット通販のalibabaで注文すると作ってくれるみたいです。
問題は同一品を作っている会社が他にも複数存在し、同じ会社が
複数の会社名を使い分けているのか、あるいは同じ物を作っている会社が
複数存在するのか、不明な事です。ただ全部 中国Shenzhenの会社ですね。