NVMeも激安!SUNEAST SE900 NVG3を試してみた

ページのアイキャッチ画像 ThinkPad X1 Carbon 5th
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先日の記事で2.5インチSATA仕様のSUNEAST SE900について記録しましたが、今回はNVMe仕様SE900について記録します。

SATA仕様と同様、某ネットショップで256GB/512GB/1TB/2TBの4種類が激安販売されていたので、512GB版256GBの2種類を購入してみました。

1TB版も購入しようか?と考えましたが、メーカー仕様によると、なぜか1TB版だけ他より読込速度が低かったので、とりあえず今回は見送りました。
何が違うんだろうか・・・?単なる間違いかな?

  • 256GB:読込 3200MB/s  書込 1200MB/s
  • 512GB:読込 3500MB/s  書込 1800MB/s
  • 1TB  :読込 2500MB/s  書込 1800MB/s
  • 2TB  :読込 3500MB/s  書込 2800MB/s

   
↓ ちなみに私はYahoo!ショッピングで購入しました! ↓

まとめて開封確認!

まずは、パッケージ表面です。
デザインは、基本、SATA仕様のものと同じで表示はすべて日本語です。
どうでもいいことですが、SATAが横型の箱だったのに対してNVMeは縦型になっています。
下段の「512GB~」、「256GB ~」の容量表示はシールです。

SUEAST SE900NVG3 パッケージ外観(表)

裏面です。
こちらも日本語表示で下段に保証書が付いています。
SATAは、5年保証でしたが、こちらは3年保証と短くなっています。
なぜでしょう?
また、SATAの製品仕様欄には「コントローラー:Maxio Technology」の記載がありましたが、こちらにはありません。
容量によってコントローラーのメーカーが違うのだろうか・・・?
「Made in China」は、SATAと同じです。

SUEAST SE900NVG3 パッケージ外観(裏)

封印を切って、開封しました!
白いプラスチックのトレーが2段構造になっていて、SSD本体が載っている1段目を持ち上げると、2段目のトレーにネジが1本入っていました。
今回は使用しませんでしたが、なかなか気が利いています!
読まない?紙類は一切入っていませんでした。

SUEAST SE900NVG3 パッケージ中身

SSD本体です。
片面実装タイプで、チップが実装されていない面にラベルが貼られています。
販売サイトの画像では、チップの上にラベルが貼られていましたが、現物は違いました。
ラベルには、シリアルナンバーの他、発売元の会社名が日本語で印刷されています。
リサイクルマークも日本仕様で、「トレイ」や「箱」についてまで本体ラベルに印刷しているところが律儀?です(笑)

SUEAST SE900NVG3 SSD本体外観(ラベル面)

チップ実装面です。
それぞれ、コントローラーとNAND×4個が載っています。
やはり、コントローラーは、SATAと同じくMaxio製です。
NANDは、512GBが「VSSDT01TA104」、256GBが「SDE4I512GB61AA1CZ」とまったく型番が違います。

SUEAST SE900NVG3 SSD本体外観(チップ実装面)

ちなみにSATAの256GBのNANDは「VSSDT064BA104」だったので、512GBの型番と似ています。
いずれにせよ、ググってもヒットしないので、詳細はわかりません。

コントローラーの拡大です。
よく見ると、NANDの型番が違います。
512GBは「MAP1202A」で256GBは「HKP10204A」と刻印されています。

SUEAST SE900NVG3 コントローラー拡大

Maxio社のHPを確認すると「MAP1202」は、PCIe NVMe1.3 インターフェース用として掲載されていますが、HKP10204」はありません・・・
まったく新しいコントローラー???
まぁ、どうせ調べても分からないだろうから、先に進みます!

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一気に動作確認!!

テストマシンは、ThinkPad X1 Carbon 5thです。
最近のNVMe SSDのテストでは、いつもこのマシンを使用しています。

SUEAST SE900NVG3 X1 Carbon 5th 取付状態

BIOSでの認識状態です。
512GBが「SUNEAST SE900NVG3 512GB」、256GBが「SUNEAST SE900NVG3 256GB」でした。

SUEAST SE900NVG3 BIOS認識状態

CrystalDiskInfoです。
シリアルナンバー(「*」で隠しています)は、ラベルに印刷されていた番号と一致していました。
温度センサーも機能しているようです。
512GB」と「256GB」でファームウェアのバージョンが微妙に違っています。
コントローラーが違うからかな?

 SUEAST SE900NVG3 CrystalDiskInfo結果
クリックで拡大

では、CrystalDiskMarkです。
最近になって『設定』メニューから『NVMe SSD』を選択できることを知りましたが、今までずっと『デフォルト』でテストしていたので、今回も『デフォルト』のままで実行します。

さて、メーカー仕様は以下の通りですが、結果は・・・
 ・512GB:読込 3500MB/s  書込 1800MB/s
 ・256GB:読込 3200MB/s  書込 1200MB/s

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なんだか、どちらもよく似た数値になりました・・・
気になったのは、「512GB」のシーケンシャル読込みがメーカー仕様3,500MB/sに遠く及びません。
何度か実行してみましたが、私の環境では3,200MB/sを越えることはありませんでした。
一方、「256GB」のシーケンシャル書込みについては、メーカー仕様の1,200MB/sに対して1,800MB/sを下回ることはありませんでした。
なんか、スッキリしない結果となりましたが、激安SSDに文句は言いません!

SUEAST SE900NVG3 CrystalDiskMark結果

一応、「512GB」のCrystalDiskMark実行時の温度ログも記録しておきます。
Max温度は45℃とNVMeにしては低めのような気がします。
もちろん、絶対値が正しければの話ですが・・・
ちなみに「256GB」も同じようなグラフで、Max温度は46℃と誤差範囲の違いでした。

 SUEAST SE900NVG3 CrystalDiskMark実行時の温度ログ

   
最後に「maxio_nvme_fid」と言うソフトでコントローラーとNANDを調べてみました。
512GB」で実行すると、なぜかエラーが出るのですが、気にしないでください。

まず、コントローラーですが、チップ上の刻印では、512GBが「MAP1202A」、256GBが「HKP10204A」となっていましたが、maxio_nvme_fidの結果は、どちらも「MAP1202」と出ました・・・
よくわからん・・・

そして、NANDは、どちらも「Sandisk 112L BiCS5 TLC ~」です(容量は違います)。
これは、SATAのSE900も同じでした。

SUEAST SE900NVG3-512G maxio_vme_fid結果
クリックで拡大
SUEAST SE900NVG3-256G maxio_vme_fid結果
クリックで拡大

もちろん、これが「本物か?」とか「正規品か?」とかは、追及しません。
とにかく激安SSDなので、フツーに動いてくれれば、それで十分です!

まとめ

最近は、NVMe SSDを必要とする場面が増えてきたので、SE900のような激安SSDが常時購入できるようになれば、ホント助かります。

まぁ、細かいことを言えば、???な点も多々ありますが、激安にしては、パッケージ・性能とも、それなりによく出来ているので、私にはこれで十分です。

とにかく、激安SSDに過度な期待はしていないので、これからもフツーに動いてくれることを願います!

今回は以上です。

   

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