以前、「EDILOCA」というメーカーの2.5インチ SATA SSDの試用記録を掲載しましたが、今回は同メーカーのM.2 NVMe SSD 「EN605 256GB」を購入してみたので記録します。
リンク:EDILOCA ES106 2.5インチSATA SSDを買った!
ちなみに私がこのSSDをAmazonで購入した時の価格は、256GBが2,200円!とかなり激安でしたが(当サイトを閲覧いただいているPさんより情報いただきました。ありがとうございます!)、2022/11/16現在では、3,000円台前半になっており、チョット微妙な価格になってしまいました・・・
EDILOCA EN605 中身確認
それでは早速、中身を確認していきます。
まずはパッケージ表面です。
デザインは2.5インチ SATA版のES106とよく似ています。
切り欠き窓から中のSSD本体が見える仕様になっています。

裏側です。
表示はすべて英語です。
SATA版と同様、QRコードを読み取ってWebにアクセスしても「サーバーが見つかりません。」と出ます・・・
生産国は「Made in China」です。

封印シールを切って、中身を取り出しました。
説明書等の紙類はありませんが、SSD本体の他に取り付け用ネジとドライバーが入っています。
開封前に箱を振ると「カラカラ」と音がしていたのは、このネジの音でした。

ネジとドライバーを並べて記念撮影です!

SSD本体の表裏です。
片面実装でコントローラーやNANDはラベルで見えません。
ラベルの貼り付けが少し斜めになっていますが、どうせこの後で剥がします。

はいっ、ラベルを剥がしました!
コントローラーは「SM2263XT」、NANDには「HGCC02AI401L1」と印字されています。

もちろん、外観ではNANDの正体はわかりませんが、以前記事にした「Fanxiang S101」に実装されていたNANDと型番の並びが似ています。
リンク:Fanxiang S101 SSD試用記録 YEESTOR?

ちなみに、Fanxiang S101のNANDは、Flashユーティリティで「Hynix 3dv6-128L TLC」と出ていました。
EDILOCA EN605のNANDも、これと同じかもしれません。
後で確認しましょう!
EN605 動作確認(X1 Carbon 5th使用)
それでは、いつものThinkPad X1 Carbon 5thに装着して動作確認していきます。
取り付け完了しました!

BIOSでの認識状態です。
「EDILOCA EN605 256GB」と、バッチリ認識されています。

Windows10 Pro(21H2)をインストール後、すぐにCrystalDiskInfoで確認しました。
SM2263XTは表示される項目が少な目です。
温度は動いているので、センサーは動作しているようです。
シリアルナンバー(「*」で隠しています)は、SSD本体ラベルのナンバーとはまったく違います。
SATA版と同様ですね。

つづいて、CrystalDiskMarkで転送速度を計測します。
Amazonの商品ページによると256GB版の転送速度は
最大読み込み:2,050 MB/s
最大書き込み:1,050 MB/s
となっています。
結果は・・・
激安にしては、まぁ満足できる数値です。
傾向としては、やはり同じSM2263XTを搭載した「JUHOR J800」と似ているような気がしますが、こちらの方が全体的に少し良い数値が出ています。

いずれにせよ、今回も公称値を大幅にオーバーする結果となり、このクラスの公称値はまったくあてになりません。
まぁ、良い方向に出ているので文句は言いませんが・・・
一応、CrystalDiskMark実行時の温度ログも記録してみました。
ただ、感度が悪いのか?メリハリのない一直線のグラフになってしまいました・・・

それでは最後に「smi_nvme_flash_id」の実行結果です。
コントローラーは「SM2263XT」。
NANDは「Hynix 3dv6-128L TLC」と出ました!
予想通りでした!!

まとめ
最近、激安SSDがいろいろと出てきていますが、今回のEDILOCA EN605 256GBの『2,200円!』は、ホントに激安でした!
もちろん、性能についても他の格安SSDと同等レベルなので、この価格なら絶対にお買い得だと思います(個人的見解です)。
ただ冒頭に記載した通り、現在(2022/11/16)では、3,000円台前半まで価格が上がってしまい、お買い得感は下がってしまいましたが(これがフツーの価格設定だと思いますが・・・)、それでも、まだ安いほうだと思いますし、今後も価格変更が発生する可能性もありますので、気になる方は、時々チェックしてみてください。
特に最近のAmazonは、タイムセールやクーポンなどで一時的に値引きされることが多いので、他のSSDも含めて要チェックです!
今回は以上です。
コメント