XrayDisk 256GB NVMe SSDを試してみた!

ページのアイキャッチ画像 ThinkPad X1 Carbon 5th
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今回もAliExpressで購入した「XrayDisk」の256GB NVMe SSDです。

日本での販売はほとんど見かけませんが、メーカーOfficialストアがAliExpressに出店しており、あちらでは、わりとメジャーなのかも?と思って、試しに購入してみました。

ちなみに、今回はNVMe SSDの記録ですが、同じく「XrayDisk」の2.5インチSATA SSDも一緒に購入しましたので、そちらはまた次回記録します。

↓↓ 2024年購入品の記事はこちら ↓↓

XrayDisk 256GB(NVMe)パッケージ確認

まずは届いた梱包を開封したところからです。
AliExpressで購入したので、もちろん発送元は中国です。
で、梱包を開けると・・・とんでもない状態でした。

XrayDisk NVMe 256GB 梱包開封状態

こんな感じで、ボコボコです(笑)
一応、封印シールは剥がれずに残っていますが、中身が無事か?心配です。

XrayDisk NVMe 256GB ボコボコな箱

おそるおそる中身を取り出しました。
緩衝材(プラスチック製トレー)のおかげで、SSD自体は無事なようです。
SSD本体の他にサーマルシートと英語タイトルで「Cooling Sticker」と印刷されたシールが同梱されていました。
黒い四角の物体はプラスチック製トレーのフタ?の役目をしているスポンジです。

XrayDisk NVMe 256GB 中身

SSD本体の外観です。
片面実装で、いたってフツーな外観です。
先日の「WALRAM」と同様、SSDのモデル名(型番)らしき表記がありません。
シリアルが印刷されているラベルは紙製で、お決まりのように「Warranty void if removed」と印刷されています。
が・・・チョット不思議なことが・・・

XrayDisk NVMe 256GB SSD本体外観

同梱されていたシール(これがなぜシールになっているか?は不明)には、以下のように記載されています。

XrayDisk NVMe 256GB 同梱シール

つまり、Cooling Sticker(サーマルシート)を貼る前にラベルを剥がせ!とのこと。
しかし、ラベルには「Warranty void if removed」と印刷されています。
どっちやねん?という感じですが、どちらにしてもラベルは剥がすので、私には関係ありません(笑)

ラベルを剥がしました!
コントローラーは「SM2263XT」で、NANDには「SpekTek」のロゴマークと「PFB77-25AS 2238」と刻印されています。

XrayDisk NVMe 256GB ラベルを剝がしたところ

「SpekTek」は「Micron」の関係会社らしいのですが、ググってみると悪い情報ばかりが目につきます。
どんな内容か?は、ここでは差し控えますが、どこで生産されたものかわからないよりは、まだマシかもしれません。
もちろん、性能は期待できませんが・・・

XrayDisk NVMe 256GB 実装チップ拡大
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XrayDisk 256GB(NVMe)動作確認

動作確認は、いつも通り、ThinkPad X1 Carbon 5thWin10(21H2)です。
SSDを取り付けた画像は割愛しますが(写真撮り忘れ)、同梱されていたサーマルシートは貼り付けていません。

まずはBIOSでの認識状態です。
XrayDisk 256GB SSD」と、やはりモデル名らしきものは表示されません。

XrayDisk NVMe 256GB ThinkPad X1 Carbon 5th BIOS認識状態

Windowsインストール後、早速CrystalDiskInfoです。
温度は動作に連動して、頻繁に動いています。
最近試用したSSDは、温度固定のものが多かったので、なんだか安心します。
シリアルナンバー(「*」で隠しています)については、やはりSSD本体ラベルのナンバーとはまったく違います。

XrayDisk NVMe 256GB CrystalDiskInfo 実行結果

それでは、CrystalDiskMarkを実行します。
AliExpressの販売ページに記載されている転送速度の公称値は、以下のとおりです。
 読み取り速度 (最大): 1,100 MB/s
 書き込み速度 (最大):
  900 MB/s
ただ、同じページにacutualの数値も併せて記載されており、どちらを信用すればよいのか?わかりません。
ちなみに256GB版のactualは以下のとおりで、読み取り速度は公称値の約2倍です。
もう、訳がわかりません。
 読み取り速度:2,200 ~ 2,350 MB/s
 書き込み速度 :
1,250 ~ 1,350 MB/s

そして結果は・・・

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やはりactualに近いようですが、他のSM2263XT搭載SSDと比較して、あまり良い数値とは言えません。
それにしても、公称値って何を基準に決めているのでしょうか?

XrayDisk NVMe 256GB CrystalDiskMark 実行結果

つづいて、CrystalDiskMark実行時の温度ログです。
温度自体が正確か?どうかはわかりませんが、比較的感度よく動いています。
最高温度は、64℃でした。

XrayDisk NVMe 256GB CrystalDiskMark 実行時の温度ログ

同梱されていたサーマルシートの冷却効果を確認するため、シートを貼り付けて再計測しようか?と考えましたが、サーマルシートを貼り付けると10℃前後の冷却効果があることは以前の記録で確認済ですので、今回は見送りました(ホントは面倒だった)。

 リンク:100均のスマホ用放熱シートでSSDを冷やせるか?効果を検証!

最後に「smi_nvme_flash_id」でNANDの確認です。
結果、NANDは「Micron 96L(B27B) TLC」と出ました。
やはり、SpekTekはMicronでした!(→ 品質は???)

XrayDisk NVMe 256GB smi_nvme_flash_id 実行結果

まとめ

AliExpressには、大陸のジャンクな臭いがするSSDが色々あって、次から次へとポチッてしまいます。
今回の「XrayDisk」は、何となくメーカー名に惹かれて試してみましたが、あまりたいしたことなかったですね。
(512GB以上には、モデル名に「PRO」が付くものがあるようなので、そちらは良いのかもしれません)

やはり、激安/格安SSDは性能等の中身より価格で勝負!
価格を抑えるためなら、なりふり構わず、やりたい放題やるのでしょう。
「XrayDisk」もそんなメーカーなのか?は定かではありませんが、転送速度の公称値と実際の値に大きな乖離があるのは、今後の勝手な仕様変更を見越してのことかもしれません(個人的見解です)。

よって、ここでの記録は、あくまで今回私が試したものであり、次回も同じものが届くかどうかはわかりませんので、参考程度に見ていただければ幸いです。

では、次回はXrayDisk 2.5SATA版の記録でお会いしましょう!

今回は以上です。

   

SSD CrystalDiskMark 記録:ちょうべいのSSD記録(まとめ)
2.5インチ SSD    M.2 Type SSD

コメント

  1. 最近よく見させていただいてます より:

    PFB77 FBNB27B512G1KLBAEJ4 NAND FLASH
    のSGグレードのものなのでNAND自体は良さそう

    https://www.micron.com/support/spectek-support
    こちらにあるようにSpecTek は Micron の一部門

    • ちょうべい ちょうべい より:

      最近よく見させていただいてます さま
      いつも閲覧いただき、ありがとうございます。
      そうですか!
      NANDは「あたり」のグレードなのですね!!
      また、何かご存知のことがありましら、ぜひご教授ください。
      情報ありがとうございます!

  2. あきちゃん より:

    お久しぶりです。何となくアリエク見ていたら、こちらの512GBが特価で販売されていますね。
    思わずポチりました。そろそろ旧型在庫処分なのかも知れませんね…

    • ちょうべい ちょうべい より:

      あきちゃんさん、お久しぶりです。
      実は私もつい先日追加で購入しました!
      以前は後貼り用のサーマルシートが付属していましたが、今回は付属していませんでした。
      代わりにラベルとチップの間に銅板?が入っている2層構造ラベルになっていましたよ。

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