前回記事で予告した通り、今回もまたXrayDisk製SSDの記録です。
前回はNVMeでしたが、今回は2.5インチSATAを試してみました。
XrayDiskのメーカーHPによると2.5インチSATA版は、筐体がアルミ製のものとプラスチック製のものと複数の種類がラインナップされていますが、今回試用したものはアルミ製筐体です。
リンク:XrayDisk メーカーHP
ただ、筐体材質が異なってもModel Numberはすべて「M540」なので、SSDの中身は意図的に差別化していないと思われます。
HPを眺めていて興味深かったのが、「Product Description」の欄に、搭載されているコントローラーについて以下のように4つのメーカーが記載されていることです。
Controller: Phsion/SMI(2258XT)/Realtek/Yeestor
まさに「おみくじ」・「ガチャ」なSSDです(笑)
では、早速「おみくじ」を引いてみます!
↓ XrayDisk NVMe SSDの記事はこちら ↓
↓ 購入先はこちらです ↓
Xraydisk Sata3 Ssd 128GB 256GB Hdd 2.5 Hard Disk Disc 2.5 ” Internal Solid State Drive For Laptop&Desktop
XrayDisk 256GB(2.5SATA)開封確認
今回も、中国から届いた梱包を開封したところから記録します。
前回のNVMe SSDと同時に注文したのですが、なぜか梱包は別々でした。
そして、またもやパッケージはボコボコのグチャグチャでした。
こんな状態です。
ちなみに箱自体はNVMe版とまったく同じもので、裏面右下に貼られたシールで識別するようになっています。
中身を取り出しました。
箱はボコボコですが、意外と中身は影響を受けていません。
NVMe版はサーマルシートが同梱されていましたが、2.5SATA版にはSSD本体以外に同梱物はありません。
黒いスポンジはプラスチック製トレーのフタの役目をしているものです。
SSD本体の外観です。
筐体はアルミ製で、ブラスト加工したような少しザラザラした表面仕上げになっています。
高級感があり、なかなかカッコいいデザインだと思います。
せっかくなので、斜めから撮影した画像も記録しておきます。
筐体のデザインに合わせてか?封印シールもメタリックになっています。
よく見ると、×印状に切り込みが入っています。
シールを剥がすと、切れるようになっているのでしょうか?
封印シールを剥がして、フタを開けました!
封印シールは切れずに、キレイに剥がせました。
基板はネジ3本でシッカリと固定されています。
ネジを外して、基板を取り出しました。
「おみくじ」の結果は、Yeestorの「YS9082HC」で、個人的には『大吉』ではありませんでした(笑)
NANDはNVMe版と同じSpekTekの「PFB77」×4個です。
ただ、NVMe版は「PFB77-25AS」でしたが、こちらは「PFB77-25AF」となっています。
当サイト閲覧者様からいただいたコメントによるとNVMe版の「PFB77」は『当たり』との情報でしたが、こちらはどうなのでしょうか?
チップの拡大画像も載せておきます。
XrayDisk 256GB(2.5SATA)動作確認
動作確認は、いつものCore i3搭載 ThinkPad X240です。
何の問題もなく、取付完了しました!
BIOSでの認識は「XrayDisk 256GB SSD」と、モデル名らしきものはなく、NVMe版と同じ名称です。
CrystalDiskInfoです。
シリアルナンバー(一部「*」で隠しています)は、やはり本体ラベルの番号とはまったく違います。
「AA0~」で始まるナンバーは、どこかで見覚えのある文字列です・・・関係ないとは思いますが・・・
あと、温度は動きがないので、固定値のようです。
それでは、CrystalDiskMarkで転送速度の確認です。
メーカーHPによると、256GB版の公称値は、以下のとおり記載されています。
『Max』ではなく、『Range』になっており、結構アバウトです。
Read Speed Range:350~550 MB/S
Write Speed Range:300~500 MB/S
で、結果は・・・
Yeestor YS9082HCを搭載したSSDは、だいたいこんなもんでしょう。
どれも、よく似た数値です。
最後に「sg_flash_id」でNANDを確認しておきました。
結果は「SpekTek」の外観通り、やはりMicron製で、NVMe版と同じく「Micron 96L(B27B) TLC」と出ました!!
まとめ
今回試用したXrayDisk 2.5インチSATA SSDは、アルミ製筐体のデザインが個人的にはとてもGoodでした。
プラスチック製筐体のものより、ほんの少しだけ割高でしたが、それだけの価値はあったと納得しています。
一方、性能については、Yeestor YS9082H搭載機としてはフツーな結果でしょう。
所詮「格安SSD」ですから、もともと期待はしていません。
それよりも、メーカーHPの「Product Description」欄にコントローラーメーカーを複数併記し、「どれが当たるか?わかりません・・・」という都合のいい表現方法がなかなか斬新でした!
購入時期によって搭載コントローラーが勝手に変更されていることは、他メーカーでもよくある話ですが、XrayDiskのようにあえて公式に宣言しておく方が、ある意味「誠実」なのかもしれません(ポジティブに考えればですが・・・)。
今回は以上です。
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KLEVV N400 120GB SSDを分解してNANDを確認
コメント
こんにちは。割とまともなメーカーみたいですね(笑)。
SpectecのAFグレードは上から2番目ですが、SSDにはギリギリ及第点みたいです。
Micron純正品なので安心感はありますね。高容量品はどうなのか気になるところです。
ちなみに値下がりしたcrucial MX500を買いましたが176L(B47R) TLC 512Gb/dieでした。
アリエクのセールでXrayDiskが安くなっていたので512GBをかってみました。
予想通りQLCでしたが、開けていないのでSpektecのAFグレードなのかは不明です。
v0.565a
Drive: 1(USB)
OS: 10.0 build 19045
Model: XrayDisk 512GB SSD
Fw : V1205A0
Size : 488386 MB [512.1 GB]
From smart : [SMI2259XT] [V1205A0 00] [N48R0]
Controller : SM2259XA bufferless
FlashID: 0x2c,0xd3,0xc,0x32,0xea,0x30,0x0,0x0 – Micron 176L(N48R) QLC 1024Gb/CE 1024Gb/die
Channel: 2
CE : 2
TotDie : 4
Plane : 2
Die/Ce : 1
Ch map : 0x03
CE map : 0x05
Inter. : 2
First Fblock : 3
Total Fblock : 1620
Total Hblock : 7632
Fblock Per Ce : 1620
Fblock Per Die: 1620
Original Spare Block Count : 96
Vendor Marked Bad Block : 0
Bad Block From Pretest : 39
あきちゃんさん
いつも情報ありがとうございます!
512GBはQLCでしたか!
そして、コントローラーはSMIだったのですね。
私の256GBはYeestorでしたが、そもそも商品説明でコントローラーは「Phsion/SMI(2258XT)/Realtek/Yeestor」となっているので、嘘はついてないですね!
やっぱり「おみくじ」だ!
早く開けろと言う声が聞こえた気がして、開けてみました。
保証シールは破れてしまいましたけれど(笑)
NANDはSpecTec PF758 ASグレードでした。これはBX500とほとんど同じ構成ですよね。
ちなみに私が購入したのは、青緑色アルミ筐体の物です。
あきちゃんさん
わざわざ開腹していただき、ありがとうございます!
リクエストが聞こえましたか~(笑)
筐体がどんなバージョンなのかも気になっていたので、スッキリしました。
最近SpecTecのNANDをよく見かけるような気がします。
きっと安く出回っているのでしょうね!