今回は格安で販売されていた「HIKSEMI E100 256GB(HS-SSD-E100 256GB)」を試してみたので記録します。
HIKSEMIは、以前試用したSSD「HIKVISION C100」の関連会社?(ブランド?)のようで、どちらもパッケージおよびSSD本体に「HIK STRAGE TECHNOLOGY Co., LTD」の記載があります。
それぞれの関係性はよくわかりませんが、いずれにしても、個人的に興味がないので、これ以上は調べません(笑)
それでは本題に入ります!
HIKSEMI E100 256GB パッケージ確認
パッケージ外観です。
HIKVISION C100とデザインは全く違いますが、箱の仕様はほぼ同じです。
裏面のラベルにはシリアルナンバーが印刷されています。
あとでSSD本体ラベル&SSD内部に書き込まれているシリアルナンバーと比較してみましょう。

ところで冒頭でC100/E100ともに「HIK STRAGE TECHNOLOGY Co., LTD」の記載があると記録しましたが、よく見ると以下のように微妙に違っていました。
C100:「WUHAN(武漢) HIK STRAGE TECHNOLOGY Co., LTD」
E100:「HANGZHOU(杭州) HIK STRAGE TECHNOLOGY Co., LTD」
もちろん所在地住所も違いますが、なぜか電話番号は同じです・・・?
よくわかりませんが、これも興味がないので、これ以上は調べません(笑)
表面左下に「Taurus」という販売代理店による3年保証のシールが貼ってありますが、Taurusという会社?の詳細もまた不明です(調べ方が悪い?)。

箱の中身です。
SSD本体の他、マニュアルと名刺のような紙切れが入っていました。

マニュアルには日本語表記もありました。
そして名刺のような紙切れには、SNSのアカウントが記載されていました。

SSD本体の外観です。
ごくフツーのプラスチック製筐体です。
裏面ラベルのシリアルナンバー(ボカシています)は、箱のラベルに印刷されていたナンバーと一致しています。
「F/A:HFM006N2」が何かはわかりません(ファームウェアではないと思います)。
箱には「Made in China」と記載されていましたが、SSD本体にはそれらしき記載がありません・・・
これで良いのでしょうか?
ちなみに、HIKVISION C100にも記載がありませんでしたが・・・

封印シールを剥がしてフタを開けました!
コントローラーは「Maxio」のようです。

基板両面の外観です。
コントローラーは、Maxioの「MAS1102B」。
NANDは片面のみ2個実装されています。
裏面?には、NANDを実装するパターンがありません。

NANDの型番は「INB0I001Tb7IAA」と刻印されていますが、他にも「SM221200」とか「F55725N」、「EB51F1AS112」の刻印もあります。
NANDについては、最後に「jm_id」で調べます。

HIKSEMI E100 256GB 動作確認
いつも通り、ThinkPad X240(i3)+ Windows10(21H2)で動作確認です。

BIOSでの認識は「HS-SSD-E100 256G」です。
ちなみに、HIKVISION C100(120GB)は「HS-SSD-C100 120G」でした。

Win10をインストールしたら、早速CrystalDiskInfoです。
なんと、シリアルナンバー(「*」で隠しています)は、箱のラベル&SSD本体ラベルと一致しています!
フツーは驚くようなことではありませんが、格安SSDでは、とても珍しいことです。
温度は微妙に動いているので、センサーは有効なようです。
「A9 不良ブロック数」の生の値が『30006』となっているのがチョット気になります。
どういう意味でしょうか???

つづいて、CrystalDiskMarkです。
購入したサイトの商品説明によると公称値は以下の通りです。
最大読取速度:530 MB/s
最大書込速度:400 MB/s
そして、結果は・・・
まぁ、公称値をクリアするのは当然として、同じMAS1102Bを搭載したSUNEAST SE900 256GB(以下、SE900)ととてもよく似た数値になっています。

CrystalDiskMark実行時の温度ログです。
Max温度は37℃でしたが、振れ幅が4℃しかなく、絶対値を含め、正確性については???です。
ただ、SE900もMax温度:37℃、振れ幅:4℃だったので、このコントローラーはこんなもんなのでしょう。

最後に「jm_id」でNANDの確認です。
結果は「Intel 144L QLC」と出ました!
購入サイトの商品説明にTBW:80TBと記載されていたので、QLCは予想通りです。
格安SSDもQLC NANDが増えてきましたね!

まとめ
HIKSEMIとHIKVISIONとの正確な関係はよくわかりませんが、実態は同じ会社なのでしょう。
そしてSSDの性能は、NANDの種類の違いはあるものの、SUNEAST SE900とほぼ同じなように感じました(基盤が違っているので、まったく同じではありません)。
TLCにこだわるのであれば、SUNEAST SE900、QLCでもOKならHIKSEMI E100という感じでしょうか?
両者の価格がSUNEAST SE900 > HIKSEMI E100が前提ですが・・・
→素人の個人的見解ですので、決して信用しないでくださいね(笑)
簡単ですが、今回は以上です。
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コメント
親にhikvisionがあって
https://www.hikvision.com/
子会社ブランド?
https://www.hiksemitech.com/
子会社ブランド?
http://www.hikstorage.com/
な感じかと
Taurusは大元はSUNEASTと同じ関連会社です笑
たまに見る人さん
そうなんですね!
HIKの3つは、たぶんVSIONが親だろうと思っていましたが、Taurusはまったくわかりませんでした。
フォローありがとうございました!