先日、3月のAliExpressのセールで購入したCrucial P3 1TBの記事をアップしましたが、閲覧者さまからのコメントで同じくAliExpressで5月に購入したP3 1TB の NAND が TLC だったとの情報をいただきました!(情報ありがとうございます!)
記事の中でも少し触れましたが、実は私、5月のセールでもP3 1TBを購入しており、パッケージの外観を確認すると原産国が「Mexico」から「Malaysia」に変わっていたので、P3 Plusと同様に「NANDがTLCだったらおもしろいのになぁ~」と思っていました。
コメントによると、閲覧者さまのP3 1TBは以下の構成だったとのこと。
コントローラー:PS5021-E21
NAND :NY285(チップ刻印)× 1個
Micron 232L(B58R) TLC(phison_nvme_flash_id2)
以前記事にしたTLC NAND仕様のP3 Plus 1TBはNANDの形式が「NY244」でしたので、型番は異なっていますが、flash_idによる確認結果「Micron 232L(B58R) TLC」は同じです。
そして、NANDが1個という点も同じ。
つまり、TLC NAND仕様のP3 Plus 1TBと同じ基板レイアウトのP3 1TBが存在し、それにはTLC NANDが実装されている・・・かも?
という訳で、開封せずに放置していたアリエク5月購入分のP3 1TBを早速開封して確認しました!
Crucial P3 500GB 1TB 2TB PCIe Gen3 3D NAND NVMe SSD, up to 3500MB/s&P3 PLUS 500GB 1TB PCIe4.0x4 NVME M.2 2280 SSD,up to 5000MB/s

Crucial P3 1TB(海外パッケージ、5月購入分)開封確認
中国からの梱包形態は3月購入のP3 1TBと全く同じなので割愛!
本体パッケージの外観から見ていきます。
まずは表面から。
3月購入分のP3 1TBと何ら変わりありません。
表面はザラザラ仕様です。

裏面です。
こちらも同じです。

底面のバーコード部分です。
3月購入分のP3 1TBと比較すると・・・原産国が「Mexico」から「Malaysia」に変わっています!
P3 PlusのTLC仕様も「Origin Malaysia」だったので、このP3もTLCか?
期待が膨らみます!

開封しました!
中身はいつも通りです。

SSD本体の外観です。
ぱっと見はフツーにP3 1TBですが・・・

3月購入分と並べてみると・・・明らかに基板が異なっています。

ラベルを剥がしました!
これは見覚えのあるレイアウトです!!
早くTLCか?確認したい!

はやる気持ちを抑えて、まずは実装チップを目視確認しましょう。
コントローラーは、もちろん「PS5021-E21」です。

そしてNANDには・・・「NY285」と刻印されています。
閲覧者さまのTLC仕様 P3と同じです!
これで、このP3のNANDはTLCでほぼ確定でしょう!!

ついでに、P3 Plus 1TB TLC仕様の画像と並べてみました。
まったく同じデザインですね!

Crucial P3 1TB(海外パッケージ、5月購入分)動作確認
動作確認は、3月購入分P3 1TBと同様にThinkPad X1 Carbon 8thを使用します。
ラベルは剥がしたまま、取り付けました。

Windows11(23H2)インストール後、まずはCrystalDiskInfoで確認です。
3月購入分のファームウェアは「P9CR30A」でしたが、「P9CR313」と少し進んでいます。
シリアルナンバーは、もちろん3点一致です(外箱ラベルとSSD本体ラベル、SSD内部データ)。

いつもは次にCrystalDiskMarkを実行するのがお決まりですが、今回は先に「phison_nvme_flash_id2」でNANDを確認します。
もう、気になって仕方ありません!
結果は・・・
はーい、「Micron 232L(B58R) TLC」と出ました~
閲覧者さまからのコメント通りでした。
ヤッター!

結果がハッキリして気持ちが落ち着いたところで、最後にCrystalDiskMarkです。
結果は・・・まぁ、こんなもんでしょう。
TLC仕様だったので、もう数字はどうでもいいです(笑)

とは言え、一応、3月購入分のQLC仕様P3 1TBの結果と比較してみると・・・
違いは誤差レベルで、ほぼ同等の結果と言ってよいでしょう。
それにしても基板デザインがまったく異なるのに同等とは、なんだか不思議な感じがします。

最後にCrystalDiskMark実行時の温度ログです。
グラフの形はP3 Plus 1TB TLC仕様ととてもよく似ています。
はい、これも、もうどうでもいいです (笑)

まとめ
P3 Plus 1TBにつづき、P3 1TBもTLC NAND仕様をGetすることができました!
私自身は、特にTLCにこだわりがある訳ではないのですが、なんだか得した気分にはなるのは確かです。
これが今後のP3シリーズの標準仕様になるのでしょうか?
ところで、今回購入したのは海外パッケージ品ですが、国内正規品はどうなっているのでしょう?
もう既にTLCになっているのかな?
ちなみに、3月購入のQLC仕様と5月購入のTLC仕様のパッケージを比較して気付いた点として、
①シリアルナンバーの先頭(製造年?) → QLC:「23」、TLC:「24」
※2023年初旬に購入したP3 1TB(国内正規品、QLC)は「22」でした。
②Origin → QLC:「Mexico」、TLC:「Malaysia」
といったところでしょうか?
ただし、あくまで単純に2個を比較した違いであって、これが QLC or TLCの判別方法になるか?は責任持てませんので、悪しからず・・・
よろしければ、皆さまの購入情報をコメントで共有してください!
今回は以上です!!
↓ Acronis True Image for Crucial でクローンできない問題のパッチファイル ↓
コメント
検証お疲れ様でした。
予告なしの変更ですね。
QLCがいろいろ言われていますが昔はTLCも同じ様に言われていましたよね
技術の進歩で今後どの様に変わるか分かりませんが
現時点ではTLCになって良かったと思っています。
追伸:コントローラーのファームを書き換えるとPlusになったりして。。。
いつも拝見していますさん、こんにちは。
コメントいただいたお陰でTLC仕様を見逃さずにすみました!
ありがとうございました!
ファームウェアの書き換え、なかなか面白そうですね!
誰かやった人いないかな~?
2024年10月にセール前のamazonで購入しました。
PlusはTLCとの思い込みでの購入でしたが、違うのですね。
そんな時、本記事にたどり着き、調べました。
Model : CT500P3PSSD8
Fw : P9CR411
Controller : PS5021-E21
JEDEC : MICRON MT29F4T08ELLCHL4
箱のS/Nは24から始まるMalaysiaでした。
Plus無しとの違いは何なんでしょうね。
洋梨さん、情報ありがとうございます!
結局、このMalaysia製Plusは、TLCだったということでしょうか?
Plusと無印との違いは、もしかしたらFWだけなのかもしれませんね??
失礼、JEDECでいいかなと思い省きました。
検索すると、1000個以上のテープ&リールで単価1万円以上するようです。
SSDって1機種で、どれくらいの数量つくっているのやら。
Bank00: 0x2c,0xd3,0x8,0x32,0xe8,0x30,0x12,0x0 – Micron 232L(B58R) TLC 1024Gb/CE 1024Gb/die
QLCだと不要な情報だろうから、コメントには至りませんw
洋梨さん、わざわざ追加コメントありがとうございます!
参考になりました!!