Pro版も確認! XrayDisk 512GB Pro(2024年版)

ページのアイキャッチ画像 ThinkPad X1 Carbon 6th
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先日、XrayDiskのM.2 NVMe SSD(以下スタンダード版)の2024年購入品×2個について記事にしましたが、今回は2024年6月購入のPro版(512GB)を確認してみました。

2023年購入品は、『MAP1202A-F1C』+『Hynix 3dv7-176L TLC』でしたが、今回は?

↓↓↓ 2023年購入 Pro版の 試用記録はコチラ ↓↓↓

↓↓↓ 2024年購入スタンダード版の 試用記録はコチラ ↓↓↓

XrayDisk 512GB Pro パッケージ確認

箱の外観はスタンダード版と同じで、特に差別化されていません。

XrayDisk 512GB PRO パッケージ外観(表)

いつもの中国ボコボコ配送品質です!
最近の配送では、かなりダメージが少なくなってきていたので安心しました(笑)

XrayDisk 512GB PRO パッケージ外観(裏)

中身もスタンダード版と同じ構成でサーマルシートの同梱がなくなりました。

XrayDisk 512GB PRO パッケージ中身

SSD本体の外観です。
ラベル表面のデザインは2023年のものと同じですが、冷却を考慮した厚みのある仕様に変更されています。
これもスタンダード版と同じです。

XrayDisk 512GB PRO SSD本体外観

裏面にはコントローラーの型番と思われる「HG2283」の文字が・・・

XrayDisk 512GB PRO 基板裏側 シルク印刷

ラベルを剥がしました。
コントローラーとNANDが4個実装されています。
2023年のものと同様、DRAMキャッシュはありません。

XrayDisk 512GB PRO ラベルを剝がしたところ

コントローラーの拡大です。
HG2283-N13-31」と刻印されています。
ググってみると・・・会社名は「深セン宏新宇電子有限公司」、ブランド名?は、「HOSINGLOBAL」だそうですが(たぶん)、あまり情報がありません。
よくわからんコントローラーですが、Pro版に搭載されているので「きっと高性能なんだろう!」と期待が膨らみます(実は不安しかない・・・)。

XrayDisk 512GB PRO コントローラー拡大

基板を眺めていると、コントローラーの右下に「PHISON PS6103」と刻印されたチップを見つけました!
「PS6103」でググってみると、これは電源管理のIC(PMIC)のようで、過去のデータを調べてみると、「PHISON PS5013-E13」を搭載した「Patriot P310」にも同じチップが実装されていました。
そして、両者はコントローラー周りの基板レイアウトがよく似ています。
もしかすると、この「HG2283」は「PS5013」がベースなのかもしれません(違うかもしれません)。
そう言えば、閲覧者さまからのコメントで、確かそんなような内容がありましたね。

XrayDisk 512GB PRO コントローラー Patriot P310との比較

次にNANDの拡大です。
刻印は「MTHBYV71282240525」です。
しかし、このコントローラー用のflash_idは見当たらないので、正体を調べるのはムリかもしれません。
一応、最後に「phison_nvme_flash_id2」を実行してみましょう。

XrayDisk 512GB PRO NANDチップ拡大
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XrayDisk 512GB Pro 動作確認

それでは、いつも通りThinkPad X1 Carbon 6th(3号機)に取り付けて動作確認です。

XrayDisk 512GB PRO ThinkPad X1 Carbon 6th(3号機)取付状態

Windowsもいつも通りWin11(23H2)をクリーンインストールして、早速 CrystalDiskInfoです。
2023年のものは「XrayDisk 512GB」と『PRO』の文字がありませんでしたが、今回は「XrayDisk 512GB PRO」と認識されています。
NVM Express規格は『1.3』ですが、2023年のものは『1.4』でしたので退化してしまっています。
シリアルナンバーについては、そもそも外箱、本体ラベルともに記載がなく、ここに表示されたナンバーが唯一のものです。
あと、温度はわりと敏感に動いている感じがします。

XrayDisk 512GB PRO CrystalDiskInfo 実行結果

つづいて、CrystalDiskMarkです。
毎度のことですが、転送速度の公称値はよくわかりませんので、AliExpressの販売ページに記載されているメーカーテスト?による512GB Proのacutualの数値を引用すると・・・
 Read Speed Range : 2900~3100 MB/s
 Write Speed Range : 2250~2450 MB/s

結果は・・・

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一応、actualの数値と似た結果になりましたが、2023年購入のPro版と比較すると、明らかに数値が下がっており、残念な結果です・・・
「Pro」を名乗るにはチョット物足りないですね~

XrayDisk 512GB PRO CrystalDiskMark 実行結果

CrystalDiskMark実行時の温度ログです。
温度センサーについては、リニアに反応しており、それらしいグラフになっています。
もちろん正確性は???ですが・・・

XrayDisk 512GB PRO CrystalDiskMark実行時の温度ログ

最後にNANDの正体を調べるため、試しにphison_nvme_flash_id2を実行してみましたが、フリーズしてしまい動作しません
いろいろ試してみましたが、どれも上手くいかず諦めました・・・残念。

仕方ないので、NANDの型番から何かわからないか?と過去データを調べてみると、先日のスタンダード版(#1)の型番「MTHBYV6256240418Y」とよく似ています。
スタンダード版(#1)は「Hynix 3dv6-128L TLC」と出たので、こちらは・・・・・・・・・・かな?
いい加減なことは言えないので、みなさまの想像にお任せします!

XrayDisk 512GB PRO スタンダード版とのNANDチップ 外観比較

まとめ

先日のスタンダード版と同様、Pro版についても1年でまったく別物のSSDになっていました。

初見のコントローラー「HG2283-N13-31」の実力はまだよくわかりませんが、結果として2023年のものよりCDMの値が低下してしまったのは、とても残念です。

もしかしたら、たまたま私が購入したロットだけ・・・と言う可能性も否定はできませんが、スタンダード版同様にガチャ要素があるのであれば、あえて「Pro版」を購入する価値はないような気がします。

まぁ、一応ちゃんと動くので、もしセール等でスタンダード版より安価であれば、購入してもいいかな?

いずれにせよ、やっぱり最後は価格です!

今回は以上です。

   

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