今回は最近、某オク・フリマサイトで大量に販売されている「CUSU」というメーカー?のNVMe SSD 「CV3500 512GB」をAliExpressで購入してみたので記録します。
「CUSU」なんて聞き慣れないメーカーですが、当ブログ閲覧者さまからのコメントによると、先日記事にした楽天ガチャSSDのラインナップにある「TWSC」の関係会社(というか、実体は同じ?)らしいです。
(詳しくは上記コメントをご参照ください→手抜きですみません)
ちなみに某オク・フリマサイトで販売されているものの多くはCV3500Qですが、今回の記録は末尾に「Q」のないCV3500です。
AliExpressでの販売価格を見ると、CV3500Q < CV3500となっているので、CV3500QがQLC NANDでCV3500がTLCなのでしょう(たぶん)。
↓ CV3500Qの記事はコチラ ↓
CUSU CV3500 パッケージ確認
中国からの梱包を開けたところです。
白っぽいビニール袋の内側にはプチプチが貼り付けられていますが、いつも通り箱は凹んでいます。
それにしても、中国からの荷物の表面にはいつも砂っぽいものが付着していますが、なぜだろう?
箱の外観です。
デザイン自体は可もなく不可もなく・・・でしょうか?
表面に「512GB」の識別シールが貼ってありますが、裏側の窓からも中身が見える仕様になっています。
どうでもいいことですが、表面のSSDの写真部分はシールを貼ったように微妙に出っ張ってます。
裏側から型を押し付けたような形跡はないので、何か特殊な印刷だと思います。
あと、裏面には8か国語で1行ずつ文言が印刷されていますが、内容は「定期的にデータをバックアップする」です。
わざわざ8か国語で記載するような内容でしょうか?
よくわからん・・・
箱の蓋が中途半端に開いているので、「封印シールは貼られてないんだな~」と、何気なく反対側を見ると2枚貼られていました。
貼り忘れではなく、貼り間違いのようです(笑)
そして裏面に印刷されている会社名「Shenzhen Techwinsemi Technology Co., Ltd.」をググってみると・・・
なんと、TWSCのホームページに飛びました!
たしかにメールアドレスのドメイン名も「@twsc.com.cn」となっています。
やはり、閲覧者さまからのコメントとおり、CUSUの実体はTWSCのようです!
中身を取り出しました!
同梱物は読まない紙のみでした。
ネジは入っていません。
読まない紙の日本語部分です。
まったく役に立たない内容です。
SSD本体が収められているプラのケースはSSDの部分だけフタになっているタイプでした。
たいしたことではありませんが、初めて見るタイプなので記録しておきます。
SSD本体の外観です。
両面にラベルが貼られていて分かりにくいですが、片面実装タイプです。
上の画像が実装面で、反対面のラベルにシリアルナンバーが印字されています。
実装面のラベルを横から見るとこんな感じです。
最近よく見かける冷却を考慮した厚みのあるラベルで、AliExpress販売ページの商品説明によると銅箔が使用されているとのことです。
それでは早速ラベル剥がしっ!と行きたいところですが、その前に初期不良でないことの簡易確認のために外付けエンクロージャーに入れてCrystalDiskInfoを実行しておきました。
名称は「CUSU CV3500 512GB」と分かりやすい表記になっています。
シリアルナンバーは、SSD本体ラベルのものとはまったく異なります。
初めての通電ですが、電源投入回数が2回になっているので、出荷前に1回通電させているようです。
一応、正常に動作しそうなことが確認できたので、恒例?のラベル剥がしです!
MaxioのコントローラーとNANDが2枚実装されています。
コントローラーの拡大です。
Maxioの「MAP1202C-F1C」でした。
NANDには「H25T1TC48CX490 TW017-1Q T2415T」と刻印されています。
過去の記録を調べると、同じコントローラーを実装したTWSC TP256AのNANDの刻印とよく似ています。
CUSU CV3500(512GB):H25T1TC48CX490 TW017-1Q T2415T
TWSC TP256A(256GB):H25T0TC28CX489 TW029-1E T2347T
TWSC TP256Aの画像と並べてみると・・・
SSD自体の容量は違いますが、基板はまったく同じですね!
つまり、そういうことです!!
CUSU CV3500 動作確認
それでは、いつものThinkPad X1 Carbon 6th(3号機)に取り付けて動作確認です。
冷却効果があるらしいラベルは貼り直しました。
OSもいつも通りWin11(23H2)をインストールしました。
まずはCrystalDiskInfoです。
取付前に確認したので、特に目新しいことはありませんが、温度は変化しているようなので、後でモニタリングしてみます。
つづいて、CrystalDiskMarkです。
販売ページに掲載されているCV3500 512GBの公称値は以下のとおりです。
最大シーケンシャルリード:3500メガバイト/秒
最大シーケンシャルライト:3200メガバイト/秒
はたして結果は・・・
微妙に公称値には届きませんでしたが、まぁこんなもんでしょう。
2行目(SEQ1M Q1T1)のReadが1327と凹んでいるのがチョット気になったので、念のためもう1回実行してみましたが、傾向は変わりませんでした。
気にしないことにします。
CrystalDiskMark実行時の温度ログです。
CrystalDiskInfoにも表示されている「Drive Temperature」の値はあまり振れていませんが、「Drive Temperature2」の方はそれらしく振れています。
こちらがコントローラーの温度と思われます(たぶん)。
それにしても、Max64℃は銅箔入りラベルの効果が出ているのでしょうか?
同じ基板のTWSC TP256Aは、フツーの紙?ラベルで+1℃のMax65℃でした。
まぁ、気にしないことにします。
最後にmaxio_nvme_fidでNANDの確認です。
TWSC TP256Aは「Hynix 3dv7-176L TLC」でしたが、CUSU CV3500は・・・
はい、同じく「Hynix 3dv7-176L TLC」でした!
SSDの容量が異なるため、NAND1枚当たりの容量は異なりますが、基本的にTP256Aと同じ構成のようですね!
両者のmaxio_nvme_fidの結果を並べてみると・・・ファームウェアー(Fw)まで同じですね!
やっぱり、そういうことです!!(どういうこと?)
まとめ
今回もまた複雑な格安SSD業界の一面が垣間見えました。
でも、もう驚きはしません・・・よくある話です。
それにしてもTWSC軍団?の今後の動向が気になります。
今はほとんど無名ですが、これからはメジャーになってくるかもしれませんね~
実際、私も知らないうちにTWSC製SSDを複数購入していましたので、今後さらに増殖していくかもしれません。
肝心なSSDとしての性能については、まだ未知数ですが、とりあえずフツーに使えそうなのでヨシとしましょう!
所詮、格安SSDですから・・・
まったく、まとめになっていませんが、今回は以上です。
次回はCV3500のQLC版(と思われる) CV3500Qについて記録する予定です!
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コメント
こんにちは。
最近のメルカリやヤフーフリマでは、中華SSDの氾濫がすごいことになっていますね。
私はメルカリに出品されている全ての内蔵SSDをチェックしていましたが
ついに検索から一部を除外して
https://jp.mercari.com/search?exclude_keyword=EDILOCA%20PUSKILL&category_id=3856&sort=created_time&order=desc
今はこんな感じで検索しています。笑
メガテンさん、こんにちは。
たしかに中華SSDが大盛況ですね!
私は毎日アリエクをチェックしているのですが、そこで激安で販売されているSSDを見かけると、その数日後にはそれが某フリマ・オクで大量販売されています。
みんな見るところは同じなんだな~と感じる今日この頃です。