今回もまたまたCrucial製SSDの記録です!
今年はCrucial製SSDネタが多くなっていますが、私は別にCrucialファンという訳ではなく、単純にAliExpressでP3/P3 Plusがとても安く販売されている時期がありましたので、自分でフツーに使うために何個か購入しました。
ちなみに、このP3 Plus 2TB版を購入したのは2024年7月で、すでに時間が経っているため具体的な価格は書きませんが、こんなに安いと「偽物じゃないの?」と疑ってしまうぐらい超格安でした。
しかし、直前に購入したP3 1TB(×2個)が本物っぽかったので、「今回もたぶん大丈夫だろう・・・」と都合よく考えてポチリました。
まぁ、いまさら記事にするようなSSDではありませんが、P3 Plus 1TB版のNANDがQLC→TLCに変更されていたので、2TB版はどうなっているのか?確認しておきます。
あと、以前のP3 Plus 1TBの記事では、PCIe Gen4.0 x4動作時のCrystalDiskMarkを記録していなかったので、この機会に併せて記録しておきます。
AliExpress購入 P3 Plus 2TB パッケージ確認
中国から送られてきた袋を開封し、中身を取り出すと黒いプチプチ袋が出てきました。
そしてこの黒いプチプチ袋の中には長細い箱が入っているようです。
画像ではスケール感が伝わりにくいですが、この箱の大きさは通常のCrucial製 SSDのものとは明らかに違います。
もしかして、偽物か?と不安がよぎりました・・・
出てきた箱はこれです。
無地の段ボール箱に販売店が印刷したと思われるシールが貼られて封印されています。
Brand:CRUCIAL、Model:P3 PLUSと印字されていますが、2TBの表記がありません(汗)
慌てて開封してみると、中身はこんな感じでした。
一応、見慣れたCrucial製SSDに似て?います。
容量も「2000GB」となっており、チョットだけ安心しました。
箱から取り出しました!
やはり見た目は、そっくり?です。
ただ、付属のネジについては、いつものネジとは明らかに違います。
いつもは安っぽい銀色のネジですが、こちらは黒です(こちらの方が高級感はある)。
Crucial純正のネジではないような気がします・・・
SSD本体です。
外観的には本物っぽいです!ホッ
表面のラベルを見ると、ちょうど真ん中にチップの形が見えています。
このレイアウトは旧型、すなわちQLC NAND実装品と思われます。
右下に「ASSEMBLED IN MEXICO(RE)」と表記されている点も、それを裏付けています。
(新型?の1TB TLC品は「PRODUCT OF MALAYSIA」となっていました)
あと、シリアルナンバーの先頭2文字が「23」になっている点も同様です。
(1TB版での確認では、シリアルナンバーの先頭(製造年?)→ QLC:23、TLC:24でした)
とりあえず、外付けエンクロージャーにいれてCrystalDiskInfoで確認すると「CT2000P3PSSD8」と正規品と同じ名前になっています。
また、シリアルナンバー、ファームウェアーともラベルの表記と一致しています。
そして出荷時の読み書き量、電源投入回数、使用時間がすべて「0」になっている点も正規品と同じですね!
(この時点で電源を投入したので、画像では電源投入回数「1」になっています)
ラベルを剥がしました!
やはり、旧型の基板ですね~、ちょっと残念・・・
それでも、偽物ではなさそうなのでヨシとしましょう!
コントローラーの拡大です。
ちゃんと「PHISON PS5021-E21」が載っています。
NANDの拡大です。
以前の記録で同じくAliExpressで購入したP3 1TBには「NY160」という謎?のNANDが載っていましたが、こちらは正統派?の「NY161」です。
本物なら「Micron 176L(N48R) QLC」でしょう。
P3 Plus 2TB 動作確認①(PCIe Gen3.0 x4)
まずは、いつものThinkPad X1 Carbon 6th(3号機)で確認です。
このマシンはPCIe Gen3.0 x4ですので、P3 PLUS本来の性能は発揮できませんが、国内正規品として購入したもの(1TB版)との比較のため、一応確認しておきます。
Win11(23H2)をインストールして、早速CrystalDiskInfoで確認です。
現在の転送モードは「PCIe 3.0 x4」となっていますが、対応転送モードは仕様とおり「PCIe 4.0 x4」となっています。
つづいてCrystalDiskMarkの結果です。
面倒なので比較画像は出しませんが、正規品の1TB版とほぼほぼよく似た数値になっています。
そして、phison_nvme_flash_id2の結果です。
想定とおり、「Micron 176L(N48R) QLC 」と出ました!
計算上の容量も合計2TBになります。
これで、偽物と疑う余地はなくなりました(私の知識では・・・)。
これは間違いなく本物でしょう!!
P3 Plus 2TB 動作確認②(PCIe Gen4.0 x4)
今度はPCIe Gen4.0で動作させて本来の速度を確認します。
テストマシンは、初登場のThinkPad X1 Carbon 9thです。
これまた面倒なので(手抜き)、マシンの紹介は割愛しますが、PCIe Gen4.0に対応しています。
Win11(23H2)インストール後、CrystalDiskInfoで見てみると、現在の転送モード/対応転送モードとも「PCIe 4.0 x4」と表示されています。
それでは、CrystalDiskMarkでP3 Plus 2TBの実力を確認してみましょう!
2TB版のメーカー公称値は以下の通りです。
Sequential Read:5,000 MB/S
Sequential Write:4,200 MB/S
さて、結果は・・・
おぉーーー、ほぼ公称値とおりですね~
やっぱり一流メーカー品はこうなるんですね!
素晴らしい!?
まとめ
超格安で入手したCrucial P3 Plus 2TBですが、パッケージが正規品とはまったく違ったので、最初はチョット焦りました。
でも、中身は本物だったので(個人の見解です)、良い買い物をしました!
結局、これはいわゆるバルク品とういうことでしょう。
なので、メーカー保証は受けられないと思いますが、そもそもSSDのメーカー保証って利用したことがないので、別に気にしません。
一方、NANDがまだQLCだったのはチョット残念でした。
1TBと同様にTLCになっていることを期待していたのですが・・・
それでも、中身は本物?だったので、きっと良い買い物だったのでしょう!!
今回は以上です。
↓ Acronis True Image for Crucial でクローンできない問題のパッチファイル ↓
コメント
こんにちは。 素朴な疑問なのですが、M.2 SSDの寿命の判断は、どうされていますか?
SSDは性能は良いのですが、私はどうしても突然死するのではという怖さがあり
SSDを信用することが出来ずに、常に2つの外付けHDDにダブルバックアップを
とっています。
M.2 SSDは、方式によって、価格や信頼性が全く違いますが。
CrystalDiskInfoの健康状態は、目安にしか過ぎないんだろうし。
nintai2さん、こんにちは。
寿命の判断・・・難しいですね…
最近のSSDには3年とか5年の保証が付いていますが、私の使い方は3年も経たない内に交換してしまう場合がほとんど(あるいはPC更新)なので、正直あまり寿命は気にしていません。
そんな使い方なこともあるのか、幸い今まで突然死には当たっていません。(初期不良は、2,3回当たりました)
それでも、大事なデータはこまめにバックアップをとっています。
どんなに信頼性が向上しても、バックアップは必要でしょう!
こんにちは。
これは一時期、企業向けOEM版と嘘を吐いてフリマに出品されていたりした中国向けバルク版ですね。
TLC版の元となったSSD、2550の最大容量が1024GBなので
私はP3・P3 Plusの2TB以上がTLCになることはないと思います。
メガテンさん、こんにちは。
元となったSSDから考えると2TBは・・・なるほど、理にかなってますね!
2TB版については深追いしないようにします。
情報ありがとうございました!