ThinkPad 600E CPU換装によるエラー127回避方法 備忘録

IBM ThinkPad
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記録の背景

先日の記録でLCDカバー(天板)を取り外し、現在、天板の再塗装方法検討中のThinkPad 600Eですが、消耗していたCMOS電池が入手できたので、早速交換しました。
※LCDパネルむき出し状態での作業です。

これでPOST時のエラーが消えて、無事に起動!で、あっさり終了予定でしたが、今度は別のエラー(ERROR 00127、以下エラー127)が表示され、起動できません・・・
一瞬焦りましたが、少し考えると、この600EはCMOSがクリアされるとシステム設定の変更(再設定)が必要であることを思い出しました!
ただ、具体的な手順までは思い出せず、昔のメモを捜索したところ、奇跡的に見つかりました!
そして、その手順通りに設定を進めて、無事にWindows XPを起動することができました!

エラー127とは?

実は私自身も忘れていたのですが、この600EはCPUを換装(アップグレード)していました。

 購入時:Intel Mobile Pentium II 366MHz(MMC-2)
  ↓
 現 在:Intel Mobile Pentium III 700MHz(MMC-2) ヤ〇オクで入手

モバイルインテル®プロセッサー MMC-2 パッケージ   出典:インテルHP

エラー127は、サポート外のCPUに換装すると発生します(こんなCPU知りません?!)

つまり、PentiumIIIは600Eサポート外のCPUのため、POSTのたびにエラー127が発生します。

この対策として、BIOS画面からシステム設定をちょこっと修正すると、エラーを回避して普通に起動させることができます。
ただ一度修正すると、今回のようなCMOS電池切れで放置状態とかにならない限り修正は必要ないため、間違いなく手順を忘れてしまいます。

今更、600Eネタをブログに記録しても、ほとんど役に立たないと思いますが、久しぶりに600Eを起動してみて、電池交換の後、とても重要な手順があることを後世?(と言うか、自分自身)に残しておくため、以下にその手順を記録しておきます。

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先ずはCMOS電池交換

では、先ずはCMOS電池交換前のエラー表示の確認です。

エラー161/163は、CMOS電池切れで日付/時刻設定が消えてしまうと発生します(だったと思う・・・)。
日付/時刻を合わせる画面が出てきますが、まだ電池を替えていないので、一旦電源を切ります。

裏側のメモリ部の蓋を開けて電池交換です。
電池のコネクタを抜き差しするために、片側のメモリを外しています。

ちなみにメモリは、PC-100(SO-DIMM) 256MBが2枚挿さっています。
また、これとは別に32MBがオンボードで搭載されていますので、単純に足し算すると544MBになりますが、オンボードの32MBは無効にして、512MBで使用していました。
理由は割愛しますが、エラー127を回避するための設定変更のついでに行えますので、併せて記録しておきます。

電池交換後に起動すると、まだ日付/時刻が未設定のため、再度エラー161/163が出るので、今度は日付/時刻を設定します。

普通は、これでOSが起動するのですが、600Eが認識できないCPUに交換していると・・・
エラー127が出現します。

「Restart」をクリックすると、再起動後にまたエラーが出ますが、今度は『F1』キーを押すことでOSを起動することもできます。ただ、毎回この操作を行うのは非常に面倒です。

エラー127の回避方法とオンボードメモリ無効化

そこで、エラー127の回避方法の出番です。
上のエラー画面の左下にある『Test』をクリックしてTest画面にします。

余談ですが、この頃のBIOS画面はトラックポイントで操作することが可能でした。
画面によってポインターの絵が鳥や指、ドライバー?などに変化するオリジナリティーのあるデザインでした。

次にTest画面左下の『Exit』をクリックすると「Easy-Setup」画面になります。

※「Microprocessor」が「Pentium II 700MHz」となっていますが、実際には「Pentium III 700MHz」が搭載されています。

左上の『Config』をクリックします。

「Config」画面に切り替わったら、キーボードから『Ctrl』+『d』を押します

すると、「System Configuration Edit Utility」という名称のバイナリエディタが出現します。
いわゆる裏画面とか隠し画面というやつですね。

カーソルを20H番地に移動し、数値を「02」→「2A」に変更します。
なお、「02」が「20」となっている場合もありますが、気にせず「2A」に変更します。

ついでにオンボードメモリを無効にする場合は、2BH番地の数値を「80」→「81」に変更します。
有効のままで使用する場合は、変更の必要はありません。

変更が完了したら、『F2』キーでセーブしてから、『ESC』→『Exit』→『Restart』→『OK』で再起動します。

今度はエラーなく、Windows XPが起動しました。

立ち上がったら、デバイスマネージャーを確認です。
Intel Pentium III プロセッサ 697MHz
RAMが544MBとなっていますが、もう一度、再起動すると512MBになります。

再起動後です。
512MB RAMになりました。

はい、これでエラー127回避の設定は完了です!

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PentiumIII L2キャッシュの有効化(おまけ)

さらにWindows XPを立ち上げてから思い出したのですが、CPUをPentium IIIに換装した場合、もう一つ必要な設定がありました。
こちらはCMOS電池切れとは関係ありませんが、備忘録として併せて記録しておきます。

600EはPentium IIIを載せただけではCPUのL2キャッシュが働きません。
そこで、PowerLeap CPU Control Panelというソフト(フリー)を使用して、L2キャッシュを強制的に動作させます。

下の写真がCPU Control Panelの画面ですが、左下にある「L2 Cache」が「256K(disabled)」となっています。

L2キャッシュを動作させるためには、CPU Control Panelの「Advanced Settings」タブの「Force L2 Cache to enable」にチェックを入れて『OK』をクリックします。
これだけで、L2キャッシュが動作します。→ 「disabled」が消えてます!
とてもありがたいソフトでした!
※Powerleap社は、CPU用ゲタで有名なメーカーだったと記憶しています。今は???

以上、ThinkPad 600E CPU換装によるエラー127回避方法+α の備忘録でした。

謝辞

最後に・・・

上記手順は、ThinkPad 600Eや600XのCPU換装が流行った当時、結構広く知られていた内容です。
私もこの600Eの他、600X(2645-5FJ)を当時最高峰のPentium III 850MHzに換装して喜んでいました!
当時、多くの有益な情報を発信してくださっていた方々に対し、改めて感謝の意を表します。
ありがとうございました!

また、このブログを記録していて、昔、秋葉原の若松通商さんに通っていた頃を思い出し、とても懐かしく、楽しい気持ちになりました!
感謝!!

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