このX30は、2002年に発売されたThinkPad 10周年記念 X30 特別限定モデルです。
国内2002台の限定販売でしたので、IBMの直販で予約して購入しました。
価格はなんと275,000円!
普通のモデルとの違いは、
- 天板(LCDカバー)の塗装がミラージュブラック(いわゆるピアノブラック)
- 「10th Anniversary Limited Edition」 のロゴ入り
- 限定2002台でシリアル・ナンバー(xxxx/2002)入り
でした。
ミラージュブラックの天板は、ThinkPad s30で採用され、とても話題になった塗装だが、細かい傷が付きやすく、取り扱いにはとても気を使う。
貧乏性の私は、結局使うことができず、購入時の保護シートを貼ったままケースに保管し、新品同様の状態で現在に至っている・・・、完全にコレクション化してしまった1台です。
ちなみに、シリアルナンバーは「003?/2002」でした。
先ずは電源投入して状態確認です。
10年以上放置していいたので、当然ながらバッテリーエラーが出ます。
日付は、1988/01/01 にリセットされています。
BIOS Versionは、1.00c(2002-07-30)でした。
購入以来、一度もアップデートしていません。
そろそろ、BIOSとEmbedded Controllerのアップデートプログラムをダウンロードだけでもしておかなければ・・・
電池交換作業開始です!
メモリ、CMOS電池交換はとても簡単です。
ネジ2本で底面のカバーを外すだけです。
メモリは、PC-133 SDRAM 512MB×2枚で合計1GBでした。
メモリモジュールは、Transcend製ですが、チップには三菱のマークが入っています。
先日、CMOS電池交換したThinkPad 235のメモリチップは沖電気製だったので、この頃はまだ日本企業も半導体分野でがんばっていました。
肝心なCMOS電池の型番ですが、純正は「02K7078」でした。
しかし、この型番は入手困難ですので、代替品として「02K6572」を使用しました。
同じCR2032を使用しており、コネクタの形状、極性とも合致します。
ちなみに私は、amazonで購入しました。
CMOS電池は両面テープで強力に固定されていました。
手持ちに両面テープがなかったのと、あまり強力に固定したくなかったので、0.5mm厚の熱伝導シートを10mm角にカットして使用しました。
取付完了です!
純正より少し線が長めでしたが、取り付けに問題ありません。
では、カバーを閉じて、電源投入です!
「Date/Time」を合わせた後、「Default」に設定して「Save」しておきました。
OSはWindows XPです。
無事に起動しました!
世界地図の壁紙が懐かしい!
やはり、Li-ionバッテリーは充電不能になっていました・・・
以上、ThinkPad X30のCMOS電池交換記録でした。
CMOS電池交換シリーズは、まだ続きます!
↓ CMOS電池交換 第1弾!! ↓
ThinkPad 235(チャンドラ2)CMOS電池交換
↓ CMOS電池交換 第3弾!! ↓
ThinkPad i1124(2609-53J)CMOS電池交換
↓ CMOS電池交換 第4弾!! ↓
ThinkPad X1 Carbon 3rd CMOS電池交換
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