部品取付作業
今回は、ThinkPad X60への部品の取り付けです。
前回の記録 → ThinkPad X60を復活させる①&②準備編
取り付ける部品は、
・ハードウェアデコーダーカード Broadcom Crystal HD
・メモリー(Samsung製 PC2-5300 2GB × 2枚)
ただし、私のX60にはMini PCI Express カード・スロットが1つしかありません。
よって、Broadcom Crystal HDを取り付けるには標準の内蔵無線LANカードを取り外す必要がありますが、NAS化できた際には有線LANで接続する予定なので、特に問題ありません。
X60の特徴?としてパームレストが熱くなる現象がありますが、無線LANカードはその熱くなる箇所の真下に取り付けられています。
熱源の一つと思われる無線LANカードを取り外すことで、熱対策にも貢献できればと少し期待しています。
メモリーについては、2GB×2枚(計4GB)をフリマで安く落札できましたので、実験を兼ねて追加しました。
ネット等の情報によると、X60の最大メモリは3GB(2GB+1GB)であると認識していますが、Intel 945GM Expressの仕様としては、4GBまで搭載可能との情報も見たことがありますので、どうなるのか?一応確認してみようと思いました。
分解開始です。
キーボードとトップカバーを外し、Mini PCIスロットに刺さっている内蔵無線LANカードを取り外しました(取り外す前の写真撮り忘れ)。
下部中央のベージュ色のスロット(71SJAの印字)がMini PCIスロットです。
黒と灰の細い線がLANカードに繋がっていたアンテナ線です(縦2本の細長い黒いテープは一時的に線を仮り止めしています)。
Mini PCIスロットの右側には、もう一つスロットが搭載できそうなパターンがあります。
ちなみにソケットの左上にある小さなコネクターにはモデムカードが刺さっていましたが、必要ないので、これも取り外しました。
下の写真が、取り外した無線LANカード(Atheros AR5BXB6)とモデムです。
ちょうど、このような位置関係で取り付いていました。
はい、取り付けました!
メモリを取り付けるように、カードをスロットに斜めに差し込んだ後、水平になるよう倒すと「パチン」と嵌ります。
ネジは必要ありません。
トップカバー、キーボードを元に戻し、ボトム側からメモリを換装し、作業完了。
次回から、X60へのWindows10インストール作業の顛末を記録します。
動作確認結果(おまけ)
ということで、今回のテーマはこれで終了なのですが、結果どうだったのか?をフライングで簡単に記録しておきます。
先ずは、メモリ換装結果です。
X60を起動してBIOSで確認すると・・・ 4096MB
システムとしては4GBを認識しました!
もしかしたら・・・と期待しましたが、Windows10(64bit)をインストール後、システム画面を確認すると・・・
4.00 GB(2.99 GB 使用可能)
残念・・・、この1GBを有効に使用できる方法があれば、教えて欲しいです。
次にハードウェアデコーダーカード(Broadcom Crystal HD)です。
別途、ドライバーをダウンロードしてインストールしています。
Broadcom Crystal HD Driver for Windows ダウンロードページ
動作確認のため、64bit版 Media Player Classic – BE(MPC-BE ver.1.5.6)をインストールし、外部フィルターに「Broadcom Video Decorder」を追加。
MPC-BE ダウンロードページ
ドライバーに含まれているDTS_info.exeを常駐させ、MPC-BEで動画を再生すると・・・
デコーダー機能が動作していると赤枠内のアイコンが赤と緑になります(動作していない時は、グレー表示です)。
デコーダーカード取り付け前、HDクラスの動画を再生するとCPU負荷が常に100%でコマ落ちも激しかったですが、デコーダーカードが機能している時は、CPU負荷50%前後で再生可能となりました。
たぶん、X60で動画鑑賞をすることはないと思いますが、無事動作したことで大満足です!
↓ 続きは、こちらです ↓
RufusでWin10インストール用USB作成~X60復活!④
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