X240 パコパコパッドとパームレストの種類・互換性を検証

ページのアイキャッチ画像 ThinkPad X240
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はじめに

ジャンクX240のパームレストが割れていたので、先日、新品のパームレスト(キーボードベゼル)を購入して交換しましたが、新品に取り付けられていたパコパコパッドの右クリックの反応が鈍く、ただでさえ「使いにくい」ものが、「使えない」になってしまったので、早速、クリックボタン独立タイプ(X250以降用)のパッドに交換しました
 前回の記録 → ThinkPad X240 パームレスト&キーボード交換記録

換装後写真(ボタン独立タイプパッド)

交換後は、案の定、クリックボタンが動作しなくなったので、Trackpointの旧ドライバーをインストール。
最後にこのドライバーが勝手に更新されないように対策を行い、無事完了しました!
ドライバーの対策方法については、以下リンクに記録していますので、よろしければ参考にしてください。
※記録はT440ですが、X240も同じです。
 リンク → ThinkPad T440 パコパコパッド交換後②ドライバーが勝手に更新される問題を解決

と・・・、前置きが長くなりましたが、パームレスト交換からパコパコパッド交換までの一連の作業の中で、発見したことがあります

あくまで個人的な発見ですので、既に旬が過ぎた話題でご存じの方もいると思いますが、備忘録を兼ねて現物の写真付きで記録しておきます。

パームレスト(キーボードベゼル)の色

まず、単純なことですが、新旧のパームレストで色が微妙に違いました
※「新」とは、今回新品購入したもの、「旧」は、もともとジャンクX240に付いていたオリジナルです。

写真は、それらを重ねて撮影しています。上が「旧」、下が「新」です。
「新」は「旧」より、少し明るい(淡い)感じの色になっています。
また、電源スイッチの上に電源マークが追加されています。

パームレスト新旧の比較写真(色1)
パームレスト新旧の比較写真(色2)

もしかして、これはX250用では?と考えましたが、取り付いているパッドがパコパコパッドなので、X240用で間違いないはず・・・
ちなみに今回購入したのは、FRU:04X5180で、パームレスト単体ではなく、最初からパコパコパッドと指紋センサーが組み付けられた状態(アッセンブリ)のパーツを注文しています。

X240FRUBOMの抜粋
LENOVO ThinkPad X240 FRU BOM; MT: 20AL, 20AM より抜粋

なお、パームレスト単体(パッドなし)のFRUについては、わかりませんでした。

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パコパコパットの固定方式

色の違いを発見したことをキッカケに調査を続けると、パコパコパッドには、パームレストとの固定方法の違いで2種類あることがわかりました。
ドライバーでよく話題になる「Alps製」と「Synaptics製」の違いではありません。

「旧」は両面テープ式で「新」はネジ式です。

パコパコパッド新旧の比較写真(取付)

パームレスト側も確認すると、パッドと同様に形状が異なっていました。
「旧」にはネジ穴がなく、周囲に両面テープが使用されています。
「新」は、パッド側のツメ(3ヶ所)を挿入した後、反対側をネジ止めする方式で、両面テープは使用されていません。

パームレスト新旧の比較写真(取付)

「新」パームレスト+「新」パッドの組み合わせを裏側から見ると下の写真のようになっています。
「旧」にはネジ穴自体がありません(「旧」の写真は、前回記録にあります)。
 リンク → ThinkPad X240 パームレスト&キーボード交換記録

新パームレスト+パッドの取付状態

参考までにクリックボタン独立タイプのパッドは、「新」と同様ネジ式でした。

ボタン独立タイプとパコパコの比較写真
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これらを整理すると・・・

私が購入したパームレスト(アッセンブリ)は、FRU:04X5180と思っていましたが、Lenovo HPの「サービス部品」のページで検索すると、X240のパームレストには「04X5180」の他にも数種類存在しており、掲載写真との照合の結果、今回購入したパームレストのFRUは、「00HT392」である可能性が高そうです。
※ 「04X5180」には、両面テープ式の写真が掲載されていました。

そして、「00HT392」は、「サブタイプ 同等部品」と記載されており、X240正規?の部品ではないような表現になっており、互換部品?または後継部品?であると考えられます。

一方、X250の「サービス部品」を検索すると、 パームレスト(アッセンブリ) 「01YU100」にX240の 「00HT392」 と同じパームレスト(!参照)が使用されている写真が掲載されていましたが、こちらには「サブタイプ 同等部品」のような記載はありません。

同じパームレストと判断した根拠はパームレスト裏側に貼られているシールの印刷『SM20F16544』です。
「00HT392」、「01YU100」の両方に、これと同じ番号のシールが貼られている写真が掲載されていました。
ちなみに指紋なしのパームレストは、『SM20F16546』です。
※上記は、あくまで素人判断です。

パームレストの型番シール
クリックで拡大

つまり、ザックリ言うと、今回購入したパームレストは、やはり X250用 でしょう!たぶん・・・

ただ、パコパコパッドにもネジ式が存在することから、製造時期によっては、この(X250用と思われる)パームレストが使用されたX240も存在していたかもしれません。
よって、X250専用とも言い切れません・・・、おそらく・・・

さらに多くの個体を確認することができれば、もう少し明確にできると思いますが、私のレベルでは、ここまでしか解明できませんでした。
中途半端で申し訳ありません・・・

なお、上記は全て個人の調査・見解で、直接Lenovoに問い合わせした訳ではありませんので、ご了承ください。

新旧の互換性は?

最後に「新」と「旧」の互換性の確認です。

よくあり得るパターンとして、両面テープ式のパームレスト(旧)にツメ式のパッド(新)を取り付けた場合どうなるか?確認してみました。

結果は、パームレスト面よりパッド面がほんのわずかですが出っ張りました。
個体差もあると思いますが、もともとはツライチか、わずかにパッドの方が低くなっていましたので、やはり差はあるように感じました。
両面テープの厚み分ぐらいでしょうか?

パームレストとパッドの段差

ただ、これが気になるかと言えば、人それぞれでしょう。

いずれにせよ、両面テープ式パームレストのパッドをクリックボタン独立タイプのパッドに換装する際には、ネジ止めではなく、両面テープで貼り付けるしかないので注意が必要です。

まぁ、いまさらこれをやる人はそんなにいないと思いますので、雑学の一つにでもなれば幸いです。

以上です!

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