格安SSD? LEVEN JS-600 256GBを試してみた!

ページのアイキャッチ画像 ThinkPad X240
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今回は、2.5インチSATA SSDLEVEN JS-600 256GB」を試してみました。

このSSDが「格安」の部類に入るのか?わかりませんが、一流メーカー製ではないですし、個人的には格安で入手できたので、(勝手に)そう呼ぶこととします。

ちなみに「LEVEN」は、台湾の「J&A Information Inc.」という会社のブランドらしいです。
 リンク : LEVEN JS-600 製品サイト

使用したマシンは、ジャンクThinkPad X240(Core i3)です。
旧型かつ低スペックのマシンですが、基本的に2.5インチ SATA SSDの試用には、いつもこのマシンを使っているので、今回も同条件で確認します。
 リンク : ThinkPad X240 の記事一覧

パッケージ

では先ず、パッケージでです。
裏面の切り欠き窓から、SSD本体のシリアルナンバーが見えるようになっています。
言語はすべて英語表記で、「Mada in Taiwan」です。

LEVEN JS-600 パッケージ外観

箱の上側には、キッチリ封印シールが貼ってあります。
が・・・下側にはありません(おしいっ)。

パッケージ 封印シール

で、封印シールのない下側から開けました!

パッケージ 開梱

中身はSSD本体のみで、説明書等の紙類は何も入っていません。
SSDの筐体は、オールプラスチック製です。

LEVEN JS-600 パッケージ 中身

SSD本体にも封印シールが貼られていますが、なんと固定用のネジ穴をふさぐように貼られています・・・
シールを剥がすと、当然「Warranty Void」なのですが、ブラケットに取り付けるためには、剥がすしかありません・・・

SSD本体 封印シール 貼付位置

仕方ないので封印シールを剥がしました。
これは不可抗力です!
ちなみに、このシールを剥がすと、白い粘着層?が反対側に残り、剥がしたことがわかる仕様になっているようなので、ゆっくり丁寧に剥がしました。

封印シール 剥がした状態

SSD内部確認!

せっかくシールを剥がしたので、ケースを開けてみました!
繰り返しますが、シールを剥がしたのは不可抗力です。

LEVEN JS-600 内部外観

コントローラーは、バッファーレスタイプの「SM2259XT」でした。
LEVEN製品サイトでもコントローラーは「SMI」となっており、間違いありませんでした。
次にNANDは・・・「PFB83UT」と刻印されています。
そして、この三本線マークは、なんでしょうか?

LEVEN JS-600 基板 表側

PFB83」をネットで調べると、Micron製NANDのなんとかかんとか・・・???
しかし、ほとんど情報がなく、よくわかりません。
まぁ、いつもの通り、この辺はあまり深く追求するつもりはありませんが、念のため、Windowsインストール後に「smi_flash_id_ata」でも調べてみます。

基板を取り外してみると、裏面にも「PFB83UT」が2個実装されており、NANDは合計4個でした。
1個当たり512Gbということでしょう。

LEVEN JS-600 基板 裏側
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取り付け&動作確認

早速、X240に取り付けました!

X240 JS-600取付状態

ネジ穴を塞いでしまっている封印シールは、半分だけ剥がしてブラケットを取り付けました。

ブラケット 取付状態

BIOSでは、「JAJS600M256C」と認識しています。

BIOS Boot画面

引き続き、Windowsをインストールしました。
Windowsは、Win10 Pro 21H2です。

Win10 システム画面

デバイスマネージャーでも認識しています。

デバイスマネージャー 画面

Windows Updateを含め、インストール作業が一通り終わったところで、CrystalDiskInfoで確認です。
SATA/600で動作しています。
温度表示は数字が動いているので、一応センサーは機能しているようです。
シリアルナンバー(「*」で隠しています)については、SSD本体のラベルに印字された番号とは、まったく違います。
まぁ、格安SSDではよくある話なので、いまさら驚きはしませんが、万が一、不良品が発生した際のトレーサビリティは確保されているのか?疑問は感じます。
だから「格安」なのかもしれませんが・・・

LEVEN JS-600 CrystalDiskInfo 画面

つづいて、CrystalDiskMarkです!
メーカー公称値は、Max Read:550MB/sMax Write:450MB/sです。
エィっ!

LEVEN JS-600 CrystalDiskMark 結果

「格安」にしては、まずまずの数値ではないでしょうか?
個人的には、予想値を上回っていました!
ちなみに、CDM実行時の最高温度は、57℃でした(HWiNFOで確認、アイドル時は40℃前後)。

最後に、「smi_flash_id_ata」を実行してみました。
結果、コントローラーは「SM2259XT」、NANDは「Micron 96L(B27B) TLC ・・・」と出ました!

LEVEN JS-600 smi_flash_id_ata 結果

Micronの「B27B」は、わりとメジャーなNANDのようなので、これが本物であれば「格安SSD」にしては、わりとまともなものが使われています。
ただ、チップの刻印から見ても「Micron」の正規品ではないと思われますので(たぶん)、あまり期待しない方が良いでしょう。
所詮は「格安」SSDなのですから・・・

まとめ

2.5インチSATA版の格安SSDの試用は今回で5台目となり、「格安」SSDの怪しさ具合にも随分慣れてきました。

それらの経験を踏まえると「LEVEN JS-600 256GB」は、封印シールの件やシリアルナンバーの不整合、NANDメーカーの怪しさ等はあるものの、「格安」SSDとしては、よくある話ばかりなので、初期不良等の不具合さえなければ、フツーに使っていけるSSDだと感じました(個人の見解です)。

もちろん価格は重要で、256GBが3,000円台前半で購入できればの話ですが・・・

ということで、今回は気持ちよく試用を終えることができました!

以上です。
   

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