今回は「Bliksem」というメーカー?の2.5SATA SSD 「H650」の256GB版を試してみました。
この「H650」は、Amazonでも普通に販売されているSSDですが、今回購入したものは表面にサッカーボールが印刷された、サッカー ワールドカップ便乗バージョンです(私が勝手に付けた呼称です)。
もちろん、ワールドカップ非公式商品のため(と思われる)、「FIFA」や「World Cup」等の表示は一切ありません。
ちなみに、購入先は AliExpress で、私が購入した時の256GB版の価格は1,508円でした。↓↓↓
Football SSD128GB 240GB 480GB 512GB 1TB 960GB 2TB 256G Built -in solid drive desktop SATA3 laptop SSD
↓ こちらは普通のバージョンです ↓
Bliksem H650(サッカーVer.)パッケージ確認
AliExpressで購入したため、発送元は中国ですが、日本国内到着後(通関後)はヤマト運輸がリレーして配達してくれました。
梱包はこんな感じで、白いビニール袋の中にエアーキャップ仕様の黒い袋が入っていました。
そして黒い袋を開けると・・・いきなり、SSD本体登場です!
いわゆるバルク品だったようで、同梱物は一切ありません。
まぁ、激安だったので文句は言いません。
SSD本体表面です。
一時的なシーズン商品なので、「表面の絵柄はどうせシールだろう」と思っていましたが、なんと立派な印刷でした!
SSD本体は、よくある黒のプラスチック製ですが、なかなか良い質感で印刷されています。
触ってみると、絵柄の色によって凹凸があるので、おそらく重ね刷りしていると思われ、激安のわりには、外観にコストを掛けています!
中身がともなってくれると良いのですが・・・(笑)
裏面です。
こちらは、ごくフツーにラベルが貼られているだけです。
「H650」がベースとなるSSDであることがわかります。
「Made in China」です。
早速、分解しました。
蓋を開けやすいタイプのプラスチック製筐体です。
基板の両面です。
コントローラーは「YEESTOR」の「YS9082HC」でした。
「Fanxiang S101」に続いて2回目の登場です。
基板レイアウトは、ほぼ「Fanxiang S101」と同じなので、このデザインがリファレンスなのでしょう。
NANDには「22110655」と「1250649T24」の2行が大きく印刷されていますが、右下に小さく印刷された「HX4SFS」の文字も気になります。
いずれにせよ、これでは何もわかりそうにないので、ここでは深追いせず、後で調べます。
一応、チップの拡大写真も記録しておきます。
Bliksem H650(サッカーVer.)動作確認
では、いつも通り、ジャンクThinkPad X240(i3)に装着して動作確認です。
BIOSでの認識は「SSD」です!
シンプルと言うより、やる気あるのか?と突っ込みたくなる名称です。
そして、いつも通り、無難にWindows10(21H2)をインストールして・・・
と思ったら、変なところでつまづきました・・・
「次へ」ボタンがグレーアウトしていてクリックできません。
「ドライブ 0 パーティション 1 にWindowsをインストールすることはできません」
「詳しい情報の表示」をクリックすると・・・
すでにMBRで初期化されてしまっているようです。
今まで多くの新品SSDを試してきましたが、これは初めてのパターンです。
慌てず「Shift」+「F10」を押して、WinPEの窓を立ち上げます。
Diskpartを起動して、ドライブをGPTに変換しました。
「exit」でWindowsセットアップ画面に戻り、「最新の情報に更新」をクリックすると、「次へ」ボタンが復活し、インストールが続行できるようになりました!
あとは、いつも通りインストールを完了させて、早速、CrystalDiskInfoです。
MBRで初期化されていたので、「もしかして中古?」と疑いましたが、数値を見る限りは新品のようです。
シリアルナンバー(「*」で隠しています)は、SSD本体ラベルのものとは、まったく異なります。
また、温度は40℃から動かないので、固定値かもしれません。
つづいて、CrystalDiskMarkです。
転送速度のメーカー公称値はハッキリわかりませんが、ある販売サイトの説明によると、以下のように記載されていました(これが正しいか?はわかりませんが・・・)。
READ : 500 MB/s
WRITE : 420 MB/s
そして結果は・・・
傾向的には、同じ「YS9082HC」を搭載した「Fanxiang S101」に似ているような気がしますが・・・
激安SSDの中でも、下位レベルの結果ですね。
性能よりサッカーの絵柄で勝負しているのかもしれません(笑)
CrystalDiskMark実行時の温度ログについては、やはり40℃固定値のようで、一直線のグラフになっていたので割愛します。
最後に「sg_flash_id」を実行してみました。
「Fanxiang S101」の時と同様、Controllerは「ー」となっています。
気になるNANDは・・・
「Sandisk 96L BiCS4 TLC」と出ました!
まとめ
AliExpressのセールで256GB版が約1,500円とかなり激安価格でだったので、また容量偽装品か?と少し心配しましたが、一応フツーのSSDだったので安心しました。
もちろん性能は・・・ですが、外観勝負?であれば、買う価値アリなSSDだと思います(個人の見解です)。
絵柄のデザイン自体は少々チープさを感じますが、その印刷レベルはとてもクオリティが高く、サッカーファンのコレクションアイテムとしては良いかもしれません。
PCに装着すれば、見えなくなりますが・・・(笑)
今回は以上です!
↓ H650 の Somnambulist バージョン ↓
↓ 格安SSD(2.5インチ SATA)試用記録 ↓
第25弾:AGI AI238 256GB 久しぶりの2.5SATA SSD!
第24弾:金属の質感?Netac N530S 2.5 SATA 256GB
第23弾:MONSTER STORAGE MS950 2.5SATA 試用記録
第22弾:SUNEAST SE800 Lite 256GB~中身はHIK○○?
第21弾:今さらですが…SUNEAST SE800 256GBを買いました!
第20弾:HIKSEMI E100 256GBが格安だったので購入!
第19弾:ドラゴン柄のH650 Somnambulist 256GBを試す
第18弾:Hanye Q60が発売されていたので256GB版を試してみた!
第17弾:XrayDisk 2.5SATA SSD 256GBはどうだ?
第16弾:TECLAST A810 WIN-INシリーズ 256GBだ!
第15弾:WALRAM 2.5 SSD 256GB サッカーW杯応援?Ver.
第14弾:Bliksem H650 256GB サッカーW杯便乗?Ver.
第13弾:SUNEAST SE900 SATA SSD 1TBを追加購入!
番 外 :2TBが3,900円!超怪しいSSDはやっぱり容量偽装品だった…
第12弾:Dahua C800Aを分解したら…RAYMX?REALTEK?
第11弾:Fanxiang S101 SSD試用記録 YEESTOR?
第10弾:EDILOCA ES106 2.5インチSATA SSDを買った!
第9弾 :激安SSD?!緑の Hanye Q55 256GB 購入してみた
第8弾 :SUNEAST SE900 256GB!~Maxio MAS1102搭載~
第7弾 :KingFast 120GB SSDが激安だったので試してみた!
第6弾 :Hanye N400 格安SSD試用記録~W400との違いは?
第5弾 :格安SSD? LEVEN JS-600 256GBを試してみた!
第4弾 :Hanye 128GB SSDを試してみた~格安SSD第4弾~
第3弾 :HIKVISIONの120GB 格安SSDをX240で使ってみた
第2弾 :格安SSD WINTEN WT200 256GBをX240で試す!
第1弾 :ThinkPad X240 SSD換装 KLEVV N400 120GB
KLEVV N400 120GB SSDを分解してNANDを確認
コメント
私が同じストアで買ったSomnAmbulist(直訳:夢遊病者)H650について報告します。
①512GB YeestorYS9082HP Sandisk 96L BiCS4 QLC 1.33Tb/die 3個
まあまあ普通に使える。しかし、初めからあったハードウェアECC訂正の値がどんどん増える。やはりNAND品質は良くないようです。基板はBliksemと同じですね。
②480GB SMI SM2259XT Intel 64L(B17A) QLC 1024Gb/die 4個
なぜか512GBと認識される。しかしながらSLCキャッシュが切れる120GB以上書き込むと、コントローラチップが暴走して80℃超になり電源が切れる。再接続後も暴走は止まらず、フォーマットかボリューム削除しなければ復旧しない。どこが悪いのか私には判りません。
③240GB SMI SM2259XT Intel 144L(N38) QLC 1024Gb/die 4個 ←数がおかしい…
書き込みは普通に出来るが、読み出しが異常に遅い。NANDの内2個が基板の印刷と逆向きなんだが、これが理由なのか?480GBとは基板が異なる。
結局のところ、メーカーの検査落ち品を安く売っていると思われます。確認のためメーカーストアから1台買ってみます。(こちらもバルク品らしいですが)
あきちゃんさん
これって、ドラゴン柄のやつですよね?
3種類も購入されたのですね!
私も買おうかな~と思案しているところですが、あまりよろしくないようですね?
でも、たぶん買うと思います(笑)
いつも情報ありがとうございます!
そうドラゴン柄のやつですよ。買うのであれば256/512GB等が新しいのかもしれない。H650兄弟はいろんなブランドネームで売られている様ですね。
メーカーストアでは色違いや柄が違う物もありますが、あまり安くはありませんね。また出荷は遅く、まだ製造中なのかも。それでついサッカー柄を買ってしまった。こちらは当日出荷ですしね。期間限定商品なので安いだけなのかもしれませんね。(一度品切れで再入荷なので少し不安)
本日サッカー柄256GBが佐川で到着。早速チェックするとFWが違います!?
HPS2227Iに上がっている。そしてNANDがSandisk 112L BiCS5 TLCに変更されていました。
開けてみるとチップは「22110655 1250649T25」の印字です。ちなみにドラゴン柄480GBのチップが「22110655 125128N18A」でしたから、125の後は容量とダイの種別を表すみたいですね。
早速、中身が変わっていましたか・・・
この辺?のSSDをアリエクでリピート買いすると、だいたい前回とは中身が変わっていますね!
ホント、「おみくじ」、「ガチャ」ですね!!
訂正します。ドラゴン柄②480GBのNANDは Micron 64L(N18A) QLC 1024Gb/dieでした。