今回は Netac(ネタック)という中国のメーカーの2.5インチ SATA SSDについて記録します。
NetacのSSDはAmazonなどのネットショップで以前からよく見かけていたので存在は知っていましたが、実際に使用するのは初めてです。
そして、今回購入したのは、筐体の色がシルバーの 「N530S 256GB」 です。
本当は違うメーカーのSSDを購入するつもりでしたが、Amazonのセールで2,000円を切るかなり格安なプライスで販売されていたので、思わずポチッてしまいました。
Netacは、中国ではそれなりに知名度がある企業らしい・・・と、以前なにかで読んだことがあったので(うろ覚え)、それなりの品質を期待して購入してみました。
Netac N530S 256GB パッケージ確認
それでは、いつも通り、箱の外観から確認していきます。
まずは表面です。
あまり中華っぽくないデザインで、実物の写真を印刷したごくフツーな感じです。
N530Sのシリーズには今回のシルバーの他にブラックのものも販売されているので、箱のデザインで中身を識別するようになっているのでしょう(たぶん)。
右下の「256GB」の部分はシールです。
裏面です。
メインは英語表記ですが、「SATA Revision 3.0」をわざわざ10ケ国語の文字で記載しています。
そんなに重要なワードだとは思えないのですが・・・、必要なのでしょうか?
Netacの正式名称は「Netac Technology Co., Ltd」で、本社は中国 深圳のようです。
中央やや下に貼られたシールはAmazonの商品管理用のシールだと思いますが、ここに印刷されている「金属の質感(シルバー)」のフレーズが個人的にとても気になります。
金属の質感を持たせたプラスチック製ということでしょうか?
もちろん、Made in Chinaです。
開封しました!
SSD本体の他に読まない紙が入っていました。
この紙を開いて内容を見てみると・・・
箱の裏面は10ケ国語でしたが、こちらは25ケ国語の記載があります。
記載内容は・・・全く役に立ちません・・・
ちなみに日本語表記はこんな感じです。
とても重要なことが簡潔に記載されています(笑)
つづいて、SSD本体外観です。
なんと筐体はアルミ製でした!
「金属の質感」の言葉の意味は「なんちゃって金属」ではなく、本当に金属製でした(笑)
表面はブラスト仕上げのようになっており、「金属の質感」はなかなか良い感じです!
筐体の封印シールです。
剥がしやすいよう?にチョット浮いています。
封印シールを剥がすと、プラスネジが出現しました。
筐体のフタを開けるためには、このネジを取り外す必要がありそうです。
(黄色のマスキングテープは気にしないでください)
はいっ、フタを開けました!
基板はネジ止めされています。
NANDが2つ見えますが、コントローラーがないので、こちらは裏面のようです。
基板を取り外しました!
コントローラーはYeestorです。が、チョット違和感が・・・
今まで見たYeestorは、基板に対して45度の角度で実装されていたのですが、これは水平垂直です。
たしかに今まで見たYeestorとは型番が違っており、「YS9085N」と刻印されています。
これは新型のコントローラーでしょうか?
しかし、YeestorのHPにも載っていません・・・わからん。
ちなみに今まで見たYeestorは「YS9082HP」や「YS9082HC」でした。
コントローラーとNANDの拡大です。
NANDは「SPS64472LBTH2」と刻印されたものが計4枚実装されています。
Amazon販売ページの商品説明では、NANDは「TLC」と記載されていましたが、実際はどうなんでしょう?
最後に調べてみましょう。
Netac N530S 256GB 動作確認
それでは今回も ThinkPad X240(i3)で動作確認です。
BIOSでの認識は「Netac SSD 256GB」です。
「N530S」のシリーズ名はありません。
Windows10(21H2)をインストールしたら、早速 CrystalDiskInfo です。
シリアルナンバー(「※」で隠しています)は、本体ラベルに印刷されていたものとは全く異なります。
やはり、格安SSDはこんなもんでしょう。
温度は微妙に動いていますが、かなり低めです。
つづいて、CrystalDiskMark です。
Amazon販売ページの商品説明によると、スペックは
読出し : 550 MB/s
書込み : 500 MB/s
とのことです。
実際はどうなんでしょう?
エイっ!
まぁ、フツーですね~
新型?コントローラーの「YS9085N」搭載で多少期待しましたが、従来のものと変化は見受けられません。
CrystalDiskInfoで温度が動いているようだったので、一応ログを採ってみました。
グラフの形はそれらしくなっていますが、全体的に温度が低めです。
絶対値がかなりズレているような気がします。
やはり、温度は信用できません。
最後に sg_flash_id でNANDを確認しておきます。
結果、Micron 176L(B47R) TLC と出ました。
TLCは商品説明通りでした!
まとめ
2,000円を切る激安価格だったので衝動買いしたNetac N530Sでしたが、格安SSDとしては、全体的にそこそこのレベルを確保しており、わりとフツーに使えそうな気がしました。
初見のコントローラー Yeestor YS9085Nについては、ネットで情報を見つけることができなかったので、従来のYS9082HPやYS9082HCと何が違うのか?気になりますが、もはやSATAの転送速度が大幅に向上するようなことはないでしょう。
まぁ、所詮は格安SSD。
性能はさておき、筐体の「金属の質感」がなかなかなSSDでした!
今回は以上です。
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