今回はAmazonの初売りセール?で購入した「TECLAST」の2.5SATA SSD「A810 WIN-INシリーズ」 256GBの試用記録です。
TECLASTと言えば、ゴールド筐体の2.5SATAをイメージしますが(私だけかもしれませんが・・・)、今回購入したものはグレー系のプラスチック製筐体で、ごくフツーな感じの見た目です。
それでは、早速確認していきます。
TECLAST A810 256GB パッケージ確認
パッケージは、他のSSDと比べると少し大きめの正方形です。
出荷元はAmazonですが、少し箱が傷んでいます。
表面は宇宙にクラゲ?のような物体が浮遊している??意味不明な絵柄です・・・
裏面は切り欠きからSSD本体ラベルが見えるタイプのデザインで、表記は基本的に英語&中国語ですが、メーカーHPリンクへの案内の文言については、日本語もあります(1行だけ)。
封印シールは上下ともシッカリと貼り付けられています。
Made in Chinaです。
開封しました!
SSD本体の他に「読まない」紙切れが入っていました。
記載内容が中国語&英語表記のため、「読まない」というより「読めない」が正しいかもしれません(笑)
SSD本体の外観です。
筐体はプラスチック製で、特筆することのない、ごくフツーな感じです。
裏面のラベルに印刷されている「Series」と「P/N」は、英数字に加えて中国語が混じっており、なかなか珍しい?表記です。
筐体の封印シールが両側に貼られています。
わざわざ2枚貼る意図はわかりませんが・・・まぁ、いいでしょう。
いつも通り、フタを開けました!
筐体の構造はスタンダードなタイプですが、材質?が他のものよりチョット硬い感じがしました。
内部基板の外観です。
コントローラーは、Yeestorの「YS9082HP」でした。
前々回のBilksem、前回のWALRAMに続き、3連続でYeestorが出てきました!
中国製 激安SSDのコントローラーは、Yeestorが主流になってきているのでしょうか・・・?
NANDは、表裏に各1枚の計2枚構成で、「29F01T2ALCQK1」と印字されています。
なんと、前回のWALRAMに搭載されていたNANDの形式にとても似ています!
ちなみに、WALRAMは「29F01T2ALCQK2」で、末尾1桁だけが違います。
ただ、WALRAMは「Intel QLC」でしたが、こちらはAmazonの商品ページに「最新の3D TLC NAND採用」と謳われているので、同じシリーズ?ではないはずですが・・・
これについては最後に調べてみましょう。
TECLAST A810 256GB 動作確認
動作確認は、もちろん、いつものジャンクX240(i3)を使用します。
問題なく取り付け完了しました。
BIOSでの認識は「Teclast 256GB SSD」で、シリーズ名「A810」の文字列はありませんでした。
この後、Windows10(21H2)をインストールして、引き続きCrystalDiskInfoです。
温度は「--」となっており、センサーが機能していないようです。
S.M.A.R.T.の項目としては、ID:C2に「温度」が存在していますが、値が「0」になっています(画像にはありません)。
Yeestorの「YS9082HP」を搭載したSSDは4台目ですが、温度がまともに表示されたものはありません・・・
シリアルナンバー(「*」で隠しています)は、また中途半端なパターンになっていました。
SSD本体ラベルに印刷されたナンバーと比較すると、全14桁中、先頭から8桁までは一致しているのですが、後半6桁が違います。
このパターンは以前にも見かけましたが、もし、ナンバーを合わせているつもりが何らかの手違いでズレてしまっていたということであれば最悪です。
そもそも、両者を合わせるつもりがないのなら良いのですが・・・(もちろん、それぞれを紐づけて管理していることが前提です)。
気を取り直して、CrystalDiskMarkです。
Amazonの商品説明によると転送速度公称値は、
読取り最大:480 MB/s
書込み最大:420 MB/s
と控えめですが、128GB~1TBまですべて同じ数値となっているので、これが正しいのか?わかりません。
で、結果は・・・
一応、公称値はクリアしているようです。
Seq Readは、そこそこですが、あとは・・・
まぁ「YS9082HP」搭載のSSDは、だいたいこんな感じですね~
CrystalDiskMark実行時の温度ログについては、温度センサが機能していないのでパス!
最後に「sg_flash_id」でNANDを確認しておきました。
結果は、「Intel 144L QLC」でした!
あれっ、Amazonの商品ページの説明には「TLC」となっていたはずだが・・・
WALRAMの形式と激似だったのは、こう言うことだったのか・・・
ったく・・・
まとめ
SSD記事3連続で、Yeestor YS9082HPに当たってしまいましたが、もうこのコントローラーは、だいたい実力がわかったような気がします。
価格優先なら、アリだと思いますが・・・
それにしても、最近、商品説明と実際が違うというパターンによく遭遇します。
先日記事にしたKLEVVのNVMe SSD(CRAS C710 256GB)では、商品説明はコントローラが「SMI SM2263XT」となっていましたが(今でもなっている)、実際には「REALTEK RTS5765DL」が搭載されていました。
実装部品がコロコロと変更されるSSDは「おみくじ」とか「ガチャ」と呼ばれて、世間的に認知?されていますが、商品説明で明確に謳っている主要部品まで勝手に変更するとは、もはや何でもあり、やりたい放題の世界になっています。
きっと、激安・格安SSDは、ほぼ例外なくこのパターンになっていくのでしょう(個人の見解です)。
まぁ、これはこれで、ある意味「お楽しみ」になってくるのかもしれません(笑)
今回は以上です。
コメント
実はこの記事前後にA800 AUROLA 256GBを買っていました。やはりIntel QLCでした。
最近はTLC/QLC表示になりましたが信用できません。
中華SATAでTLCが欲しい方はHanye N400かNetacさんを買った方がいいと思います。