今回も格安SSD?の試用記録です。
最近、某ネットショップで KingFast F6PRO 120GB SSD(2.5インチSATA)が激安販売されていたので、思わずポチッてしまいました。
ただ、このSSDは最近販売開始された製品ではなく、かなり前から販売されていたものなので、特に目新しいネタはありませんが、せっかく試したので記録しておきます。
パッケージ
私が購入した激安品は、箱なしのバルク品でした。
一応、シールで封印されています。
裏側はこんな感じです。
「Made in China」の文字が見えます。
開封して取り出しました。
筐体表面はザラザラした仕上げで落ち着いた見た目ですが、オールプラスチック製です。
表面の「KingFast」の文字は筐体に直接印刷されています。
裏側のラベルによると正式なモデル名は「F6PRO 120GB 2710DCS23-120」。
またラベルには、S/N(シリアルナンバー)が印刷されており、右のバーコード下の数字も同じ番号です。
筐体の封印シールです。
青色のペンで「22」と「6」がチェックされているので、2022年6月製ということでしょうか?
そうだとしたら、現在2022年8月なので、最近出荷された製品ですね。
中身を確認!
早速、筐体の封印シールをそーっと剥がしてから、蓋を開けてみました!
コントローラーは、「SM2258XT」でした。
やはり、一世代?前のSSDということでしょう。
そして、NANDは「29F32B2ALCMG2」と刻印されています。
これをネットで調べると、海外のサイトを中心に、わりと色々ヒットしますが、核心的な情報は見つけることができませんでした。
多い情報としては、Intel製のなんとかかんとか・・・
あと、NANDは基板表面に2個、裏面に1個の計3個構成となっています。
なんか中途半端な感じがしますが・・・
smi_flash_id_ataでは、どう出るのでしょうか?
Windowsインストール後に確認してみます!
いつものX240で動作確認!
使用マシンは、もちろん今回もジャンクなThinkPad X240(Core i3)です。
BIOSでの認識は「KingFast」のみで、モデル名の「F6PRO」は表示されませんでした。
Windowsも、いつもの通りWin10(21H2)をインストールしました。
当然ですが、デバイスマネージャーでも「KingFast」となっています。
まずは、CrystalDiskInfoです。
いつもチェックするシリアルナンバーですが、残念ながら?本体のラベルに印刷された番号と異なっていました。
どちらも「2」で始まる13桁なのですが、前から2桁目で既に異なっているので、たまたま貼り間違えたとかではないと思います(個人的見解です)。
まぁ、これぐらいでは、もう驚かなくなりましたが・・・
それより気になったのが温度です。
一応、温度表示は動いているのでセンサーは働いているようですが、アイドル状態でも60℃前後を表示しており、温度が下がりません。
やはり、SM2258XTは発熱が大きいのかもしれません。
それでは、CrystalDiskMarkで性能確認です。
肝心な転送速度ですが、販売サイトによって数字が違っており、どれがホントかわかりません。
仕方ないのでメーカーHPを確認すると、以下の通り記載されていました。
Sequential Read/Write (Max): 550/400MB/s
KingFast HP:Kingfast F6 PRO Series 120GB SATA3 SSD – Kingfast SSD
結果は・・・
この結果だけ見ると、激安のわりには悪くない数字です。
そして気になる温度ですが、やはり高めです。
まぁ、そもそも絶対値自体が正しいか微妙ですし、センサーの感度もあまりよくないように見えるので、参考程度で見てください。
最後にsmi_flash_id_ataです。
コントローラーは現物と同じSM2258XTとでました。
NANDは・・・
Intel 32L(B0KB) TLC 384Gb/CE 384Gb/die !?
やはり、ネットの情報通り、「Intel」と出ました。
NANDが3個だったのは、384Gbのチップだったからのようです。
ちなみにメーカーHPでは「Memory Type: MLC」と記載されています・・・???
いずれにせよ「Intel」が本当か?どうかわかりませんが、いつものとおり調査はここまで!
おまけ
話が前後しますが、パッケージがバルク品だったため、本当に新品か?確認するため、開封直後にUSB接続の外付けケースに入れて、CrystalDiskInfoを実行してみました。
結果、電源投入回数は5回でしたが、読込/書込量、使用時間はすべて0(ゼロ)だったので、間違いなく新品でした。
疑って失礼しました!
簡単ですが、今回は以上です。
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