TWSC TP256A NVMe SSD ~楽天ノンブランド品~

ページのアイキャッチ画像 ThinkPad X1 Carbon 6th
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今回は本ブログ閲覧者さまからのコメントを見て購入した「TWSC」というメーカーの256GB NVMe SSDTP256A」について記録します。
(情報ありがとうございます!)

このSSDは楽天市場の某ショップで「ノンブランド品」として販売されており、送料無料で1,800円(2024年3月末時点)と、かなり格安です。

「ノンブランド品」と謳っているため、必ず「TWSC TP256A」である確証は持てませんが、レビューを見る限りは、(今のところ)すべて「TWSC TP256A」のようです。

今まで「TWSC」というメーカーは知りませんでしたので購入前に調べてみたところ、中国深センの会社のようで、公式ホームページもありました(格安SSDメーカーには公式ホームページが見当たらないことが多々あります)。
そして、製品ラインナップに「TP256A 」もシッカリ掲載されていました!

ちなみに閲覧者さまからの情報によると、コントローラー/NANDは「Maxio MAP1202」+「Hynix 3dv7-176L TLC」だったとのことで、わりとフツーに使えそうなSSDのようです。

ということで、早速Getしてみました!

それでは、いつもの流れで確認していきます。

↓ここで購入しましたが、すでにメーカー変更?&値上がりしています(24/04/05追記)↓
↓ Yahoo!ショッピング版を追加しました(24/10/07追記) ↓

TWSC TP256A パッケージ確認

送料無料の配送はネコポスで、こんな感じで送られてきました。
封を開けるとオリジナルの箱はなく、プラ製のケースがそのまま入っていました。
マニュアル等の同梱品はありません。

TWSC TP256A 開梱状態

パッケージというかプラケースの外観です。
確かにSSD本体のラベルには「TWSC」のロゴ(初めて見た)と「TP256A」の文字があります。
SSD本体の左側に取り付けネジ1本が同梱されていました。

TWSC TP256A パッケージ外観

SSD本体の外観です。
ラベルデザインについては、特にコメントするような特徴的な点はありませんが、必要な情報が記載されており、(価格のわりには)印象は悪くないです。
ラベルの材質はフツーの紙のようで、チップの冷却を考慮したようなものではなさそうです。

TWSC TP256A 本体外観

いつもは、まずラベルを剥がしてチップを確認するのですが、今回はその前に外付けのエンクロージャーに入れてUSB接続し、初期状態のS.M.A.R.T.情報CrystalDiskInfoで確認しておきます。
実は販売ページの「注意」欄にさりげなく『商品耐久動作テストの為10~20時間程度使用しております。』と記載されています。
つまり、完全な未使用の新品ではないようです(ポチッてから気付きました)。
ちなみにエンクロージャーは、SATA/NVME両対応のUGREEN M.2 SSD 外付けケースを使用しました。

TWSC TP256AをUGREEN M.2 SSD 外付けケースに取付した状態

結果、以下のとおり、やはりテスト使用した形跡がありました。
まぁ、たいした使用量ではないので私は気になりませんが、知らずに購入した人はチョット気分が悪いかもしれません。

  • 総読込量:6GB
  • 総書込量:66GB
  • 電源投入回数:18回
  • 使用時間:2時間

それにしても、わざわざこんなテストをしてから販売するなんて、よほど不良率が高いのだろうか・・・
いいように考えれば、初期不良の可能性が減るので悪くはないかもしれませんが・・・

TWSC TP256A CrystalDiskInfo実行結果(初期状態)

初期状態の確認を終えたら、いつものとおり、ラベルを剥がしてチップの確認です!
コントローラーは事前情報とおり、Maxioの「MAP1202C-F1C」でした。
そして、NANDは2個実装されています。

TWSC TP256A SSD本体ラベルを剥がしたところ

MAP1202Cの拡大です。
もう、見慣れたコントローラーです。

<2024/4/18追記>
後で気付きましたが、今まで試用したSSDに搭載された「MAP1202」は末尾が『A』の「MAP1202A」でしたが、TP256Aは末尾が『C』の「MAP1202C」になっていました。
何が違うのか?は知りません・・・

TWSC TP256A コントローラー拡大

NANDの拡大です。
H25T0TC28CX489 TW029-1E T2347T」と刻印されています。
こちらも事前情報とおり、「Hynix 3dv7-176L TLC」か?は最後に確認します。

TWSC TP256A NAND拡大
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TWSC TP256A 動作確認

動作確認には前回記事から登場のThinkPad X1 Carbon 6th(3号機)を使用します。
ラベルを貼り付け直してから取り付けました!

TWSC TP256A ThinkPad X1 Carbon 6th(3号機) 取付状態

BIOSでの認識状態です。
先ほどのCrystalDiskInfoですでに確認済ですが、名称は「TWSC-PCIe-256GB」です。

TWSC TP256A ThinkPad X1 Carbon 6th(3号機) BIOSでの認識状態

Windows11(23H2)をインストールして、あらためてCrystalDiskInfoで確認です。
USB接続して初期状態を確認した時は23℃でしたが、システムドライブにすると42℃まで上昇しています。
毎度のことですが、シリアルナンバー(「*」で隠しています)は、本体ラベルに印字された文字列とはまったく違います。

TWSC TP256A CrystalDiskInfo実行結果(ThinkPad X1 Carbon 6th(3号機)取付状態)

それでは、CrystalDiskMarkで転送速度の確認です。
メーカーホームページに公称値の記載がありませんので、楽天の販売ページに記載されている数値を信用すると・・・

 読取り速度:3000 MB/s
 書込み速度:2300 MB/s

らしいです。

さて、結果は・・・

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はい、当たらずとも遠からずといったところでしょう。
Maxio MAP1202C搭載SSDとしては、良い方ではないでしょうか?
公称値もクリアしているし、ヨシとしましょう!

TWSC TP256A CrystalDiskMark実行結果

つづいて、CrystalDiskMark実行時の温度ログです。
HWiNFO64でデータを確認すると「Drive Temperature」に加えて「Drive Temperature 2」も存在していたので両方をグラフ化してみました。
Drive Temperature」は、鈍い動きですが、「Drive Temperature 2」の方はわりとリニアに動いています。
あくまで推測ですが、「Drive Temperature 2」の方がコントローラーの温度でしょう。
Max温度65℃であれば、ヒートシンクなしでもいけるかな?

TWSC TP256A CrystalDiskMark実行時の温度ログ

最後に、maxio_nvme_fidでNANDの確認です。
事前情報によると「Hynix 3dv7-176L TLC」だったとのことですが、この個体はどうでしょうか?

はい、やはり「Hynix 3dv7-176L TLC」と出ました!

TWSC TP256A maxio_nvme_fid実行結果

まとめ

『楽天最安値』というコメントを見て即買いしてみたTWSC TP256Aでしたが、SSD価格高騰の中、256GBが送料無料で1,800円という格安品ながら、わりとフツーに使えそうなSSDでした(個人の見解です)。

ただ、「ノンブランド品」として販売しているため、おそらくメーカー保証はない(ショップの保証は3ヶ月)ことや事前テスト実施により完全な未使用の新品ではないこと等、チョット???なところもあります。

また、今後、TWSC以外のメーカー製SSDに変更される可能性もありますので、決しておススメはしません。
 ⇨ すでに他メーカーに変更されたようです!(24/04/05追記)

それでも、「ぜひ、1,800円のSSDが欲しい!」という方は、『おみくじ』のつもりで購入してみてください(笑)
もちろん、自己責任で!
 ⇨ メーカー変更と同時に値上がりしています!!(24/04/05追記)

今回は以上です!!
   

   

SSD CrystalDiskMark 記録:ちょうべいのSSD記録(まとめ)
2.5インチ SSD    M.2 Type SSD

コメント

  1. マッシー より:

    快適アイテム生活の販売、他メーカー品に替わって値上げしちゃいましたね。
    SSCTのSCCTP-800になったようです。レビューによるとコントローラはMAP1202AでNANDは不明です。

    • ちょうべい ちょうべい より:

      マッシーさん
      あらら、もう変わっちゃいましたか・・・そして値上げですか・・・
      SSCTっていうメーカーも使ったことないので、また購入するか?検討します!

  2. 通りすがり より:

    4/8注文した品が今日届きました。TWSC TP256Aでしたので変更ではなくてランダムになったのかもしれませんね。

    • ちょうべい ちょうべい より:

      通りすがりさん
       情報ありがとうございます!
      まだTP256Aでしたか~
      今後、他にも種類が増えていくのかもしれませんね!?
      レビューをモニタリングして、また購買意欲のわく製品が出てきたら、購入してみます!

  3. メガテン より:

    https://auctions.yahoo.co.jp/closedsearch/closedsearch?va=&vo=twsc+ssct&ve=&auccat=2084284122&aucminprice=&aucmaxprice=&slider=0&ei=UTF-8&f_adv=1&fr=auc_adv

    こんにちは。
    TWSCとSSCTの関係は分かりませんが、少なくとも二製品の基板は違うようです。

    • ちょうべい ちょうべい より:

      メガテンさん、
      なるほど~これですね。SSCT
      Maxio搭載は同じですが、確かに基板は違いますね!
      情報ありがとうございます!!

  4. あきちゃん より:

    こんにちは。ここに気付くのが遅れて悔しかったので、ヤフショを物色していたらメーカーPC抜き取りの中古品を発見しました。Gen3ですがS社とW社のOEM品?を選べます。
    保証はショップ1週間ですが、無いよりはましですね。

    • ちょうべい ちょうべい より:

      あきちゃんさん、こんにちは。
      情報ありがとうございます!
      早速、Yahoo!ショッピング内を探してみましたが・・・うまくヒットしません。
      検索の仕方が悪いのかな?
      後でまたチャレンジしてみます!

  5. あきちゃん より:

    基本的に中古PCショップさんなので、「SSD」「価格が安い順」で検索しないと難しいかな。
    ひょっとしたら売り切れてしまった可能性はありますね;;

  6. メガテン より:

    こんにちは。
    元1,800円ガチャの第三弾、udstoreの情報を仕入れてきました。
    https://paypayfleamarket.yahoo.co.jp/item/z318778638
    おおっと、この見覚えのあるプラスチックパッケージとSSD裏面の星座は…。笑
    新品未開封とか言っちゃっていいのでしょうか。笑

    • ちょうべい ちょうべい より:

      メガテンさん、
      おー、第3弾来ましたね!
      確かに星座の形を見ると、TWSCと同じ基板ですね~(笑)
      同じのは要らないなので、第4弾を待つことにします!!

  7. たたた より:

    こんにちは、はじめまして。
    自分の場合2個買ったら、BIWINとこのTWSCでした。結構ランダムに複数メーカーが有るようですね。
    BIWINはYMTC でしたが。

    • ちょうべい ちょうべい より:

      たたたさん、情報ありがとうございます。
      BIWINですか?
      これまた聞いたことがないメーカーですね~
      整理すると、TWSCの他にSSCT、udstore、BIWINの4種類が確認されているということですね!
      まさにガチャですね!!
      「当たり」はあるのだろうか??

  8. メガテン より:

    こんにちは。
    BIWINも来ましたねー。
    私的には四つの中で唯一聞いたことがある気がするメーカー(ブランド?)でした。
    https://paypayfleamarket.yahoo.co.jp/item/z324087486
    さてさて、今回の星座は…。笑

    • ちょうべい ちょうべい より:

      メガテンさん、情報ありがとうございます。
      これがBIWINですか~
      星座は微妙に違いますが、基板レイアウトはMAP1202リファレンスのようですね。
      見た目は関係ないですが、表面のラベルが質素すぎて、購買意欲が湧きません(笑)
      ガチャ第5弾に期待します!

  9. 長文ごめんなさい より:

    先日AliExpressでCUSUというあまり見ないブランドのSSDが512GBで3000円を切る価格だったので試しに購入してみました。

    SSD自体はMaxio MAP1202とIntelの144層QLCの組み合わせ。PCIe3.0x4としてごく普通に使えるパフォーマンスで、価格を除けば特筆すべきことはありません。

    ただ、購入したCUSU Official Storeのストア情報では「Shenzhen De Mingli Technology」という社名だったのが、届いたパッケージは「Shenzhen Techwinsemi Technology」となっていました。調べてみると以前こちらで拝見した「TWSC」のロゴが。おや?と思い、もう少しリサーチしてみたところ…

    本来は深圳徳明利科技。対外的にShenzhen Techwinsemi TechnologyまたはTWSCと称しているもよう。UDStore Solutionは産業用ストレージを扱うTWSCの子会社。つまり、

    De Mingli = Techwinsemi (TWSC) = CUSU ≒ UDStore

    ってことのようです。投資家向け情報サイトによれば売上高を急激に伸ばしていて23年はNetacを抜いています。本格的にコンシューマー向けを始めるつもりかもしれません。

    SSCTについてはぜんぜん有望な情報が見つかりませんでした。残念。

    PassMarkに登録されたBaselineなどを参照するに、3ブランドともほぼJasper LakeやAlder Lake-Nの中華ミニPCらしきものに搭載されてる感じなので、まあ同じたぐいのものとして扱われているのは確かそうです。

    • ちょうべい ちょうべい より:

      ”長文ごめんなさい”さん、こんにちは。
      最近、CUSUというブランドのSSDは某フリマサイトでも沢山出品されていますね!
      実は私もCUSU CV3500 512GBをアリエクで1枚購入しました(まだ開封していませんが)。
      末尾に「Q」の文字が入ったCV3500Qの方が少し安かったのですが、CV3500Q:QLC、CV3500:TLCかな?と勝手に想像して「Q」のないCV3500を購入しました。
      ”長文ごめんなさい”さんの購入したものは「Q」の有り無し、どちらでしょうか?
      まぁ、そもそも実製品レベルできっちりと差別化しているのか?も疑問ですが・・・(笑)
      私が購入したCV3500は、近日中に開封してブログにアップする予定ですので、いただいた情報も参考に確認していきたいと思います。
      情報ありがとうございました!!

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