最近、Amazonサイトを見ていると、タイムセール等でビックリするような価格で販売されているSSDを見かけます。
時には一流メーカー品も破格値(どこのサイトよりも安い!)になっていることがあり、購入しようか?迷っている内に、また元の価格に戻ってしまいます。
なので、最近は頻繁にAmazonを訪問して、SSDの価格をチェックしています。
Amazonの作戦にハマってしまっていることは自覚していますが、ホント目が離せません。
で、今回購入したのは一流メーカー品ではなく、「JHOUR」という聞いたことのないメーカーのSSDですが、セール特価+クーポン適用で3,500円台だったので、ポチッてみました。
JUHOR J800 256GB NVMe SSD
パッケージと外観
まずは、パッケージ外観です。
箱全体がシュリンク包装されています。
あまり透明度が高くないフィルムで、シュリンク状態もキレイではありません。
いかにも「Made in China」という感じです。
パッケージデザインは中国向けのようで、当然、文字は中国語。
なので、まったく読めません。
裏面の一部に英語表記もありますが、文字が小さくて読む気がしません。

ちなみに「JUHOR」は、中国の深センにある会社らしく、正式名称は「Shenzhen Juhor Precision Technology Co.,Ltd」だそうです。
読み方は、「ジュホール」でしょうか?定かではありません。
つづいて中身です。
黒いプラスチックにSSDがはまっています。
説明書等の紙類はありません。

シュリンク包装を剥がして気付きましたが、パッケージ表面のボヤっとした背景画像は仮面を被った魔人?のような・・・関係性が良くわからないデザインです。
これもまた、中国らしい・・・のかもしれません。
次にSSDの外観です。
片面実装で、チップ表面にラベルが貼られています。
ラベル表面はツルツルしていますが、材質は普通の紙っぽいです(たぶん)。

早速、ラベルを剥がしました!
コントローラーは、SMIの「SM2263XT」でした。
DRAMキャッシュレスタイプのようですので、エントリークラス向けのチップです。

そしてNANDには「SK hynix」の刻印が・・・
型番は「H250F18A1B8R」×2個と「H25BF18A1B8R」×2個の計4個ですが、どちらのチップもネットではヒットしませんでした。
私の検索能力が低いのかもしれませんが、なんか怪しい・・・
なぜなら、この「SK hynix」の字体に少し違和感を感じたからです。
下の画像の左側が本物(と思われる)のSK hynixのチップで、右側が今回のJUHOR J800のNANDチップです。

違いがわかるでしょうか?
まぁ、今まで格安SSDをいろいろ試してきたので、こんなことぐらいでは驚かなくなりましたが・・・
そういうことかもしれません・・・(笑)
スペック(転送速度)
ところで、肝心なSSDのスペックですが、販売されているAmazonサイトには、メーカー公称のスペックが掲載されておらず、それらしき表示はCrystalDiskMarkの測定結果のみで、なんだか、あいまい?な表示です。
で、他を調べたところ、JUHORの直販サイトと思われるページで見つけました!
256GBのスペックは・・・
・Read(Max) : 1,391 MB/s
・Write(Max): 1,104 MB/s
なんと中途半端な!
でも、まぁ、エントリークラスのSSDなので、数値的にはこんなもんでしょう。
嘘はついていないような気がするので、よしとします(笑)
X1 Carbon 5thに取り付けて確認!
早速ですが、JUHOR J800 256GBをThinkPad X1 Carbon 5thに取り付けました!
取り付けは、まったく問題ありませんでした。

取り付け後、BIOSで確認です。
「JUHOR J800 256GB」と認識されています。

今回も、Windows10 Pro(21H2)をインストールしました。
トラブルもなく、いつも通りインストールが完了しました。

Windowsインストール後、デバイスマネージャーを確認しました。
はい、問題ありません!

CrystalDiskInfoです。
PCIe 3.0 ×4で動作しています。
シリアルナンバーは「*」で隠していますが、SSD本体のラベルに印字されていたナンバーとは、まったく違います。
格安SSDでは、よくある話なので、これも驚きません。
温度表示は、「40℃」固定でした。

それでは、CrystalDiskMarkです。
いつもどおり、一発勝負。
エーィ!

おぉ、エントリークラスのSSDにしては、なかなかの結果です!
しかも、Read/Writeとも「製品パラメーター」を大きく上回っています!
あまり期待してなかったけど、いい意味で期待を裏切ってくれました!
smi_nvme_flash_id で確認!
最後に「smi_nvme_flash_id」で内部情報を確認してみました。
結果は・・・

コントローラーは、現物と同じく「SM2263XT」。
そして、NANDは、「Hynix 3dv6-128L TLC 16K ~ 」と出ました。
私の知識不足かもしれませんが、なんだか違和感がありません・・・
もしかしたら、本当にhynix製なのかもしれませんが、正規品ではないような気もします(自信はありませんが・・・)。
いずれにせよ、所詮、格安SSDなので、これ以上の追及はやめておきます!
まとめ
NVMeタイプの格安?SSDを試したのは、先日の「PASOUL(パソウル)」に続いて2個目ですが、今回もやっぱり怪しさは「有り」です。
リンク:格安!PASOUL(パソウル)NVMe SSD を試してみたら・・・
それでも性能(転送速度)は、それなりに満足できる結果だったので、「とにかく安いSSDが欲しい!」という場合には「JUHOR J800」を選択肢の一つにしてもよいのでは?と思いました。
もちろん、信頼性重視のSSDが必要な場合には、絶対に一流メーカー品をおススメしますが、この「怪しさ?」も格安SSD購入の楽しみの一つ!と割り切れる方には、おススメです。
今後も懲りずにジャンクPCを購入するような感覚で、格安SSDをいろいろ試してみます!
今回は以上です。
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