今回はAmazonで購入したAcclamatorのPCle 3.0×4 NVMe SSD「N20」について記録します。
現在、AcclamatorのPCle 3.0×4 NVMe SSDは2種類販売されており、以前記事にした「N30」が上位グレードで、今回の「N20」は下位グレードになるようです。
最近、格安SSDは価格の安いAliExpressで購入することが多く、Amazonをはじめとする国内ショップではなかなか手が出ないのですが、この「N20」については、時々出現するクーポン割引でそこそこ安かったのでポチッてみました。
Acclamator N20 512GB パッケージ確認
それでは、いつも通り、パッケージから確認していきます。
箱は上位のN30のものとまったく同じデザインで、何となく古臭い感じがします。
型番や容量を識別できる印刷・シールはなく、裏側の窓から直接SSD本体ラベルを確認する方式です。
(小窓に貼られているバーコード付きのシールはAmazonの商品管理用と思われます)
封印シールはシッカリと貼られています。
開封しました!
箱の中身もN30と同様、SSD本体と紙の説明書です。
説明書の内容もまたN30に同梱されていたものと同じで、日本語を含む4ヶ国語で記載されています。
まぁ、読んでためになるようなことは、ほとんどありませんが・・・
SSD本体の外観です。
ラベルデザインも基本的にN30と同じで、N30が赤基調だったのに対して、こちら(N20)は青基調になっているだけです。
材質についても下のチップに貼られたシールが透けて見える薄っぺらなフツーの紙製です。
そして裏面のシルク印刷を見ると「RTS5765DL」の文字が見えました。
コントローラーにはカニさんマークのREALTEKが実装されているのでしょう!
最近はラベルを剥がさなくても、基板を見ればコントローラーの種類がおおよそ判るようになってきました。
ちなみに、RTS5765DLは、KLEVV C710に搭載されていたコントローラーです。
リンク:REALTEK RTS5765DL? KLEVV C710を試してみた
既に基板の印刷でコントローラーは判ってしまいましたが、一応ラベルを剥がして確認です!
やはり、コントローラーにはカニさんマークがありました。
が・・・型番は「RTS5765DL」ではなく「RTS5766DL」となっています???
後継チップでしょうか?
拡大するとこんな感じで、間違いなく5766です。
少しググってみると、RTS5766DLはADATAのSSDにも搭載されているらしく、やはり5766の方が新しいチップのようですが、両者の違いはよく判りませんでした(あまり調べる気がない(笑))。
NANDについては「CD05AF02104」と刻印されたチップが2個実装されていました。
見たことのない並びの文字列です。
Acclamator N20 512GB 動作確認
それでは、またいつものThinkPad X1 Carbon 5thに取り付けて動作確認です。
冷却効果がまったくなさそうなラベルは剥がしたまま取り付けました。
BIOSでの認識は「ACCLAMATOR SSD 512GB」となっており、型番がN20であることはわかりません。
上位のN30も型番表示がなかったので、どちらを取り付けているか?は判別できません。
でもまぁ、格安SSDなので文句は言いません。
Windows11(22H2)をインストールしたら、CrystalDiskInfoです。
シリアルナンバー(下3桁のみボカシています)がラベルに印刷されているものと違うのは想定内ですが、またしても「AA0~」で始まる20桁です。
上位のN30も同じく「AA0~」で始まる20桁で、下2桁のみ「0」以外の数字でした。
どう考えても連番で管理できているとは思えません。
大丈夫なのでしょうか?
あと、温度は微妙に動いているようですが、振れ幅が極端に小さいような気がします。
それでは、CrystalDiskMarkで転送速度の確認です。
Amazonの商品ページには、一括りで以下のように記載されていますが、512GB版の数値もこれで良いのか?は不明です(たぶん違うと思うが・・・)。
読み取り速度:Up to 2500 MB/s
書き込み速度:Up to 2200 MB/s
そして結果は・・・
まぁ、決して悪い数値ではありませんが、公称値とあまり連動していないところが、やはり格安SSDです。
それはさておき、RTS5765DLのKLEVV C710よりもずいぶんと良い数値になっているのは、コントローラーの違いでしょうか?
C710は256GB、N20は512GBと容量の違いはありますが、それだけではないような気がします。
5765 → 5766で性能UPしたのかな??
どうなんでしょうか???
CrystalDiskMark実行時の温度についてですが、CrystalDiskInfoでモニターしていた時は、53℃⇔54℃を行ったり来たりしていたので、一応記録してみましたが、結果、開始から終了までずーっと54℃と、まったく動きがありませんでした(よって画像割愛!)。
とてもいい加減なセンサーです。
最後にrtl_nvme_flash_idでNANDの確認です。
ソフトがバグっているのか?Bank32以降に「Samsung TLC」とか「Sandisk SLC」とか訳のわからない表示が出ています。
ソフトの完成度が低いのでしょうか?
肝心なところを拡大しました。
結果、NANDは「Hynix TLC」のようです。
まとめ
以前試用したAcclamator N30のCrystalDiskMarkがわりと良い数値で好印象を持ったので、下位グレードのN20にもそこそこの性能を期待して購入してみました。
結果、下位グレードにしては、まぁ満足できる数値で、SSD自体は悪くないと感じました。
ただ、それ以外にプラスポイントは見当たらず、全体的には可もなく不可もなく、といったところでしょうか・・・?
最近は、格安SSDでも真面目に?がんばっているものもあるので、何かプラスアルファの特徴がなければ、印象に残らなくなってきました。
とは言え、格安SSDに贅沢を求めてはダメですね。
やはり、格安・激安が最優先でしょう!
今回は以上です。
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