ノンブランドSSDガチャ!第2弾 SSCT SCCTP-800 256GB

ページのアイキャッチ画像 ThinkPad X1 Carbon 6th

ついにノンブランドSSDガチャの2個目を買いました!!

前回、1個目に当たった?TWSC TP256A 256GBについて記事にしたところ、この商品について閲覧者さまから色々とコメントをいただきました。→ コメントありがとうございます!

コメント内容を総合すると、現時点でこの商品には以下4種類のSSDが確認されており、上から順番に出荷されている訳ではなく、ランダムに出荷されているようです。

 ①TWSC TP256A
 ②SSCT SCCTP-800-256G
 ③udstore UP4038F256G
 ④BIWIN P3822

まさにガチャですね!

で、今回当たった?のは、の「SSCT SCCTP-800-256G」でした。

まぁ、いずれにしても私自身聞いたことがないメーカーばかりなので、どれが「当たり」なのか?わかりませんが、とりあえず、1個目と同じものではなかったのでヨシとしましょう!

ちなみにこの2個目をポチッたのは2024年5月中旬で、価格は2,350円(1個目は1,800円)でしたが、この記事を記録している今(2024/5/23現在)、販売ページを見ると1,980円に値下がりしていました!

お買い得かもしれませんね!

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SCCTP-800-256G パッケージ確認

パッケージは1個目と同様、SSDが入ったプラ製ケースがプチプチ袋にそのまま入っていました。
この時点でもうガチャの結果がわかります。

SCCTP-800-256G 開梱状態

SCCTP-800-256G 本体の外観です。
片面実装で裏側にラベルが貼られているタイプです。
お陰でチップ確認のためにラベルを剥がす手間が省けます。
NANDは4個分のパターンに2個だけ実装されています。
もちろん、MADE IN CHINAです。

SCCTP-800-256G SSD本体外観

コントローラーの拡大です。
Maxio MAP1202C-F1C」は、ガチャ1個目の①TWSC TP256Aと同じです。

SCCTP-800-256G コントローラー拡大

NANDの拡大です。
NG07TAA1222128G V2333081862071」と刻印されています。
1行目末尾の「128G」は128GBという意味でしょう。
ちなみに、先頭が「NG07TAA」で始まるNANDは「XrayDisk 512GB Pro」にも実装されていました。
あちらは「Hynix 3dv7-176L TLC」でしたが、こちらはどうでしょう?
最後に調べてみます。

SCCTP-800-256G NANDチップ拡大

閲覧者さまからのコメントによると確認されている4種類の内、①TWSC TP256Aと③udstore UP4038F256Gは、同じ基板が使われているとのことでしたので、ガチャ1個目の①TWSC TP256Aと2個目の②SSCT SCCTP-800-256Gを比較してみました。
結果、NANDの実装位置が異なっており、違う基板でした。
よく見ると、抵抗やコンデンサ等、各素子の配置もまったく違います。

SCCTP-800-256GとTWSC TP256Aの外観比較(表面)

裏面です。
やはり星座?の形も違います。

SCCTP-800-256GとTWSC TP256Aの外観比較(裏面)

余談ですが、なんとなく気になったので、過去のデータを調べてみると、②SSCT SCCTP-800-256Gと同じ基板が見つかりました!
KingBank KP230 256GBです!!
NANDの個数(もちろん形式も)は違いますが、基板は同じです。
あと、コントローラーもMAP1202の末尾がSSCTは「C」でKingBankは「A」と微妙に違いますが・・・

SCCTP-800-256GとKingBank KP230 256GBの外観比較(表面)

裏面の比較です。
星座の形も同じですね!
まぁ、同じだからって別にどうってことはありませんが・・・(笑)

SCCTP-800-256GとKingBank KP230 256GBの外観比較(裏面)

SCCTP-800-256G 動作確認!の前に・・・

PCに内蔵して動作確認する前に、前回の①TWSC TP256Aと同様、外付けエンクロージャーに入れて現在のS.M.A.R.T.情報CrystalDiskInfoで確認しておきます。
販売ページの「注意」欄に『商品耐久動作テストの為10~20時間程度使用しております。』と記載されているので、実際にどれくらい使用されているのか?念のための確認です。

SCCTP-800-256Gを外付けエンクロージャーに入れてPCに接続

右上の「総読込量(ホスト)」、「総書込量(ホスト)」、「電源投入回数」、「使用時間」を見ると、やはり短時間使用した形跡があります。
数値的には前回の①TWSC TP256Aと同じような数値になっていますので、この「商品耐久テスト」は各メーカーが独自に実施しているのではなく、ショップ(か代理店)が一定の手順で実施しているのかもしれません(定かではありません)。

SCCTP-800-256G CrystalDiskInfo実行結果(初期状態)

それより注目すべきことは、シリアルナンバーが本体ラベルに印字されたナンバーと完全に一致していたことです。
一流の大手メーカーなら常識ですが、格安SSDメーカーではあり得ないことです(笑)
もしかして全部同じシリアルナンバーでは?と疑い、販売ページに掲載されているレビュー写真のシリアルナンバーを確認してみると・・・やはり私のものとは違いました。
聞いたことのないメーカーでしたが、意外と真面目に「モノづくり」しているメーカーなのかもしれませんね!(失礼)

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SCCTP-800-256G 動作確認 本番!

前置きがとても長くなりましたが、いつも通り ThinkPad X1 Carbon 6th(3号機)に取り付けて動作確認です。
はい、取付完了しました!

SCCTP-800-256G ThinkPad X1 Carbon 6th 3号機 取付状態

無事、BIOSで認識されています。

SCCTP-800-256G ThinkPad X1 Carbon 6th 3号機 BIOSでの認識状態

Windows11(23H2)をインストールして、あらためてCrystalDiskInfoで確認です。
最初に外付けで確認した時の温度は30℃でしたが、今は45℃になっていますので、温度センサーは機能しているようです。

SCCTP-800-256G CrystalDiskInfo実行結果

つづいて、CrystalDiskMarkで転送速度の確認です。
楽天の販売ページに記載されている公称値は、以下のとおりですが「注意」欄に『最大読み書き速度につきましてはメーカーによって異なります為、最大速度を保証するものではない点をご理解の程よろしくお願い申し上げます。』と記載されていますので、あくまで目安ということでしょう。

 読取り速度:3,000 MB/s
 書込み速度:
2,300 MB/s

そして結果は・・・

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不思議?なことに1個目の①TWSC TP256Aととてもよく似た結果になりました。
確かにコントローラーは同じですが、それだけでこんなよく似た結果になるとは限りません。
基板が違っていたので、完全に同じものではないはずですが・・・

SCCTP-800-256G CrystalDiskMark実行結果

一応、CrystalDiskMark実行時の温度ログも採ってみたので記録しておきます。
今回も「Drive Temperature」に加えて「Drive Temperature 2」が存在していたので両方をグラフ化してみました。
CrystalDiskMarkの結果は①TWSC TP256Aとそっくりでしたが、温度の動きは少し違います。
ん~わからん・・・

SCCTP-800-256G CrystalDiskMark実行時の温度ログ

それでは、最後にmaxio_nvme_fidでNANDの確認です。
①TWSC TP256Aは「Hynix 3dv7-176L TLC」でしたが、②SSCT SCCTP-800-256Gは?

はい、こちらも同じく「Hynix 3dv7-176L TLC」でした!

SCCTP-800-256G maxio_nvme_fid実行結果
クリックで拡大

この結果を①TWSC TP256Aと比べてみると、「Fw」の形式は異なりますが、「FW id string」や「Project id string」が同じ(時刻だけが微妙に違うが・・・)なので制御プログラム自体はどちらも同じものなのかもしれません(違うかもしれません)。
また、「NAND string」も『H25G9TC1X488』と全く同じ形式になっています。

見た目(基板)は違うが、中身は①TWSC TP256Aと同じ?・・・かな??

まとめ

ノンブランドSSDガチャ2個目の②SCCTP-800-256Gは、CrystalDiskMark結果は1個目の①TWSC TP256Aとよく似た数値でしたが、シリアルナンバーの管理がクリーンなところにとても好印象を受けました(個人の見解です)。

ただ、中身は①TWSC TP256Aと同じっぽいし、やはり所詮は格安SSDなので、過度な期待はしない方がよいでしょう。

それでも、256GBで1,980円(値下げ後価格)は、お買い得感十分です。

できれば、残り2種類のSSDについても試してみたいですが、どれが当たるか?はガチャなので、もう少し情報を集めてから3個目に挑戦したいと思います。

今回は以上です!

   

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コメント

  1. メガテン より:

    こんにちは。
    格安系でも有名ブランド系でも
    真の意味でSSDを製造しているメーカーはどこなのか。
    なかなかの謎ですね。

    快適ガチャ第五弾らしきSSDを見つけました。
    https://paypayfleamarket.yahoo.co.jp/item/z330141500
    https://paypayfleamarket.yahoo.co.jp/user/p3704973
    お店のレビューでは名前が挙がっていませんが
    状況的に可能性は高いと思われます。

  2. あきちゃん より:

     値下げと聞いてガチャに参加してみました。こちらのSCCTP-800でした。
    しかしキッチリ20時間170GB書き込みの物です。
    おそらくショップPBパソコンの返品抜き取り品なのでしょうね。
    通常はSSD容量アップグレード交換品なのでしょうが、引き弱ですねぇ…
    ショップPBはどうやらBiTECOOLさんのOEMみたいですね。なかなか良さそう。
    https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/nishikawa/1518134.html#C02_m.jpg

    • ちょうべい ちょうべい より:

      あきちゃんさん、こんにちは!
      なるほど、「耐久動作テスト」とはそういうことかもしれませんね!
      わざわざ、手間ひまかけてテストするって、なんか不思議な気がしていたのですが、それなら納得です。
      情報ありがとうございました!

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