今回のX390は、私のものではなく、よその子です。
押しても反応しないキーがあるとのことで、修理要請がありました。
ただ、修理といってもキーボード自体を修理する技術は私にはありません。
なので、新品のキーボードを調達して交換しました。
![X390 外観①](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/b64456d02531cd3fb1de54afac108ba3.jpg)
X390!
初登場のマシンは、スペック等の紹介をするのが通例ですが、この子はよその子なので、以下に簡単に記録しておきます。
CPU:Intel Core i5-8265U
Memory:8GB
SSD:256GB
13.3インチ FHD IPS(1920×1080)
Graphics:Intel UHD Graphics 620
「簡単に」と言いましたが、実はいつもこの程度の紹介しかしていないことに今気付きました(笑)
![X390 外観②](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/e9b805419694d97355311511424ac928.jpg)
不具合状況の確認
キーボードの不具合とは、一部のキーが反応しないとのことだったので、まずはどれが反応しないのか?調べてみました。
「6」「7」「Y」「U」と右「Alt」の5つのキーが反応しません・・・
![Diagnostics キーボード不良①](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/776ef02d598650ecc27a9c16ede1562a.jpg)
こんなの私には修理できないので、交換するしかないな~と思いつつも、念のためケーブルを確認してみます。
コネクタの抜き差しだけやってみて、ダメなら交換です。
ということで、キーボードを外します。
キーボードを取り外して確認
まず、クリックボタンを取り外します。
手前側のスキマにピックなどを入れて持ち上げます。
(写真は交換後の写真を流用)
![クリックボタン取り外し①](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/92fda900f94e24759cd6e1e8d3e7fb6f.jpg)
外れました!(バキッ)
![クリックボタン取り外し②](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/77e209c50be3f0862ce96bf309d7c323.jpg)
両方のボタンを外したら、次はネジ2本を緩めます。
ただし、このネジは外れないので注意!
![キーボード固定ネジ](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/6acf0eda6eaa879bd64f39bc4e5b7159.jpg)
ネジを緩めたら、キーボード全体を前方(LCD側)にスライドします。
キーボード手前側のツメがベゼルから外れるところまでスライド必要です。
![キーボードスライド](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/c7bc0fa700c6744926455957fb8f7134.jpg)
キーボードの手前側を持ち上げて、奥側をベゼルから引き抜いた後、下の写真のように手前側に裏返します。
リボンケーブルが繋がっているので、慎重に!
![キーボード裏返す](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/bbf679ec5d8431c45c65365e2baeb11d.jpg)
2本のケーブルを一旦取り外して・・・
![リボンケーブル取り外し](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/87b1a4303e7eca2856fa44a13ad594c2.jpg)
接続しなおしました。
![リボンケーブル接続](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/fd6bc638f708c62ad55af0f593450cb5.jpg)
が・・・、症状は変化せず。
やっぱりダメでした。
![Diagnostics キーボード不良②](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/11bed414c8710669331e637d7865a142.jpg)
ということで、キーボードの交換が必要との結論に至りました!
キーボード交換
もともとのキーボードはバックライト付きのものでしたが、バックライト付きのものが手ごろな価格で見つけられず、やむなくバックライトなしの新品を調達しました。
キーボードの取り外し作業は、上と同じなので割愛!
取り外したところからスタートです。
![キーボード取り外し状態](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/35c46f9d77a40849484da0c5a5778000.jpg)
取り外したバックライト付きキーボードの裏側です。
FRU:01YP070
![旧キーボード裏面](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/5ec190269f37f933c134198fda662bf7.jpg)
新品のバックライトなしキーボードです。
ケーブルの色は違いますが、それ以外の違いはわかりません。
FRU:01YP030
![新キーボード裏面](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/5a85bf77e525fdb52f055a70a4954f73.jpg)
2つのコネクターにそれぞれケーブルを接続。
![新キーボード接続](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/f9fbe4db700a938a7b9b81cef0f956de.jpg)
キーボードを表に向けて、奥側に差し込んでから、手前にスライドさせます。
![新キーボード取り付け](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/f9fbe4db700a938a7b9b81cef0f956de-1.jpg)
ポイントとしては、ベゼル側の両サイドに突起があり、この突起にキーボード側の溝をはめ込まないと、キーボードが浮いてしまいます。
![キーボード取り付け時ポイント](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/2b07c009fe35cfce6825f2ee67c0df64.jpg)
特に左側は新しいリボンケーブルの曲げ状態がなじんでいないため、上から少し強めに押し込まないと、突起に入りません。
キーを壊さないよう、優しく押さえながら、手前にスライドしてはめ込みます。
そして、ネジ2本を締めます。
![ネジ締め付け](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/43d0044ef0b0c7bed051a5a2e9dff7c0.jpg)
クリックボタンは、先に奥側を斜めに差し込んでから手前側押さえると「パチッ」とはまります。
![クリックボタン取り付け](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/36e5addc20eac964268cb967b598e82c.jpg)
完成です!
写真は、右側が少しスライド不足ですが、後で修正しました。
![新キーボード取り付け完了](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/2329563eaa0e669d731bfa044548efc6.jpg)
![](http://image.moshimo.com/af-img/0068/000000004153.gif)
動作確認
交換が完了したので、再度キーボードテストです。
入力できなかった5つのキーを含め、すべて正常に入力できるようになりました!
![Diagnostics キーボード正常](https://tp.chobei.net/wp-content/uploads/2022/01/8ea9ccda641ee1dd78acba140a89a61e.jpg)
ちなみに、この画面はThinkPad起動時のBIOSに入る画面で「F1」ではなく、「F10」を選択すると表示される「Diagnostics」のキーボードテストです。
配列がUSタイプになっているので、JPキーボードの場合は表示と実際のキー位置が違うところもありますが、一応使えます。
無事、完了したところで、今回は以上です。
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