XrayDisk 2.5SATA SSD 256GBはどうだ?

ページのアイキャッチ画像 ThinkPad X240

前回記事で予告した通り、今回もまたXrayDisk製SSDの記録です。
前回はNVMeでしたが、今回は2.5インチSATAを試してみました。

XrayDiskのメーカーHPによると2.5インチSATA版は、筐体がアルミ製のものとプラスチック製のものと複数の種類がラインナップされていますが、今回試用したものはアルミ製筐体です。

 リンク:XrayDisk メーカーHP

ただ、筐体材質が異なってもModel Numberはすべて「M540」なので、SSDの中身は意図的に差別化していないと思われます。

HPを眺めていて興味深かったのが、「Product Description」の欄に、搭載されているコントローラーについて以下のように4つのメーカーが記載されていることです。

 Controller: Phsion/SMI(2258XT)/Realtek/Yeestor

まさに「おみくじ」・「ガチャ」なSSDです(笑)

では、早速「おみくじ」を引いてみます!

↓ XrayDisk NVMe SSDの記事はこちら ↓

   
↓ 購入先はこちらです ↓

スポンサーリンク

XrayDisk 256GB(2.5SATA)開封確認

今回も、中国から届いた梱包を開封したところから記録します。
前回のNVMe SSDと同時に注文したのですが、なぜか梱包は別々でした。
そして、またもやパッケージはボコボコのグチャグチャでした。

XrayDisk 25SATA 梱包状態

こんな状態です。
ちなみに箱自体はNVMe版とまったく同じもので、裏面右下に貼られたシールで識別するようになっています。

XrayDisk 25SATA 箱外観

中身を取り出しました。
箱はボコボコですが、意外と中身は影響を受けていません。
NVMe版はサーマルシートが同梱されていましたが、2.5SATA版にはSSD本体以外に同梱物はありません。
黒いスポンジはプラスチック製トレーのフタの役目をしているものです。

XrayDisk 25SATA パッケージ中身

SSD本体の外観です。
筐体はアルミ製で、ブラスト加工したような少しザラザラした表面仕上げになっています。
高級感があり、なかなかカッコいいデザインだと思います。

XrayDisk 25SATA SSD本体外観①

せっかくなので、斜めから撮影した画像も記録しておきます。

XrayDisk 25SATA SSD本体外観②

筐体のデザインに合わせてか?封印シールもメタリックになっています。
よく見ると、×印状に切り込みが入っています。
シールを剥がすと、切れるようになっているのでしょうか?

XrayDisk 25SATA SSD本体封印シール

封印シールを剥がして、フタを開けました!
封印シールは切れずに、キレイに剥がせました。

XrayDisk 25SATA SSD本体内部

基板はネジ3本でシッカリと固定されています。

XrayDisk 25SATA 基板固定状態

ネジを外して、基板を取り出しました。
「おみくじ」の結果は、Yeestorの「YS9082HC」で、個人的には『大吉』ではありませんでした(笑)
NANDはNVMe版と同じSpekTekの「PFB77」×4個です。
ただ、NVMe版は「PFB77-25AS」でしたが、こちらは「PFB77-25AF」となっています。
当サイト閲覧者様からいただいたコメントによるとNVMe版の「PFB77」は『当たり』との情報でしたが、こちらはどうなのでしょうか?

XrayDisk 25SATA 基板外観

チップの拡大画像も載せておきます。

XrayDisk 25SATA 基板拡大
スポンサーリンク

XrayDisk 256GB(2.5SATA)動作確認

動作確認は、いつものCore i3搭載 ThinkPad X240です。
何の問題もなく、取付完了しました!

XrayDisk 25SATA ThinkPad X240 取付状態

BIOSでの認識は「XrayDisk 256GB SSD」と、モデル名らしきものはなく、NVMe版と同じ名称です。

XrayDisk 25SATA ThinkPad X240 BIOS認識状態

CrystalDiskInfoです。
シリアルナンバー(一部「*」で隠しています)は、やはり本体ラベルの番号とはまったく違います。
「AA0~」で始まるナンバーは、どこかで見覚えのある文字列です・・・関係ないとは思いますが・・・
あと、温度は動きがないので、固定値のようです。

XrayDisk 25SATA CrystalDiskInfo 実行結果
クリックで拡大

それでは、CrystalDiskMarkで転送速度の確認です。
メーカーHPによると、256GB版の公称値は、以下のとおり記載されています。
『Max』ではなく、『Range』になっており、結構アバウトです。

 Read Speed Range:350~550 MB/S
 Write Speed Range:
300~500 MB/S

で、結果は・・・

スポンサーリンク

Yeestor YS9082HCを搭載したSSDは、だいたいこんなもんでしょう。
どれも、よく似た数値です。

XrayDisk 25SATA CrystalDiskMark 実行結果

最後に「sg_flash_id」でNANDを確認しておきました。
結果は「SpekTek」の外観通り、やはりMicron製で、NVMe版と同じく「Micron 96L(B27B) TLC」と出ました!!

XrayDisk 25SATA sg_flash_id 実行結果
クリックで拡大

まとめ

今回試用したXrayDisk 2.5インチSATA SSDは、アルミ製筐体のデザインが個人的にはとてもGoodでした。
プラスチック製筐体のものより、ほんの少しだけ割高でしたが、それだけの価値はあったと納得しています。

一方、性能については、Yeestor YS9082H搭載機としてはフツーな結果でしょう。
所詮「格安SSD」ですから、もともと期待はしていません。

それよりも、メーカーHPの「Product Description」欄にコントローラーメーカーを複数併記し、「どれが当たるか?わかりません・・・」という都合のいい表現方法がなかなか斬新でした!

購入時期によって搭載コントローラーが勝手に変更されていることは、他メーカーでもよくある話ですが、XrayDiskのようにあえて公式に宣言しておく方が、ある意味「誠実」なのかもしれません(ポジティブに考えればですが・・・)。

今回は以上です。

   

↓ 格安SSD(2.5インチ SATA)試用記録 ↓
 第24弾:金属の質感?Netac N530S 2.5 SATA 256GB
 第23弾:MONSTER STORAGE MS950 2.5SATA 試用記録
 第22弾:SUNEAST SE800 Lite 256GB~中身はHIK○○?
 第21弾:今さらですが…SUNEAST SE800 256GBを買いました!
 第20弾:HIKSEMI E100 256GBが格安だったので購入!
 第19弾:ドラゴン柄のH650 Somnambulist 256GBを試す
 第18弾:Hanye Q60が発売されていたので256GB版を試してみた!
 第17弾:XrayDisk 2.5SATA SSD 256GBはどうだ?
 第16弾:TECLAST A810 WIN-INシリーズ 256GBだ!
 第15弾:WALRAM 2.5 SSD 256GB サッカーW杯応援?Ver.
 第14弾:Bliksem H650 256GB サッカーW杯便乗?Ver.
 第13弾:SUNEAST SE900 SATA SSD 1TBを追加購入!
 番 外 :2TBが3,900円!超怪しいSSDはやっぱり容量偽装品だった…
 第12弾:Dahua C800Aを分解したら…RAYMX?REALTEK?
 第11弾:Fanxiang S101 SSD試用記録 YEESTOR?
 第10弾:EDILOCA ES106 2.5インチSATA SSDを買った!
 第9弾 :激安SSD?!緑の Hanye Q55 256GB 購入してみた
 第8弾 :SUNEAST SE900 256GB!~Maxio MAS1102搭載~
 第7弾 :KingFast 120GB SSDが激安だったので試してみた!
 第6弾 :Hanye N400 格安SSD試用記録~W400との違いは?
 第5弾 :格安SSD? LEVEN JS-600 256GBを試してみた!
 第4弾 :Hanye 128GB SSDを試してみた~格安SSD第4弾~
 第3弾 :HIKVISIONの120GB 格安SSDをX240で使ってみた
 第2弾 :格安SSD WINTEN WT200 256GBをX240で試す!
 第1弾 :ThinkPad X240 SSD換装 KLEVV N400 120GB
     KLEVV N400 120GB SSDを分解してNANDを確認

   

SSD CrystalDiskMark 結果のまとめ : ちょうべいの SSD 記録(まとめ)

コメント

  1. あきちゃん より:

    こんにちは。割とまともなメーカーみたいですね(笑)。
    SpectecのAFグレードは上から2番目ですが、SSDにはギリギリ及第点みたいです。
    Micron純正品なので安心感はありますね。高容量品はどうなのか気になるところです。
    ちなみに値下がりしたcrucial MX500を買いましたが176L(B47R) TLC 512Gb/dieでした。

  2. あきちゃん より:

    アリエクのセールでXrayDiskが安くなっていたので512GBをかってみました。
    予想通りQLCでしたが、開けていないのでSpektecのAFグレードなのかは不明です。
    v0.565a
    Drive: 1(USB)
    OS: 10.0 build 19045
    Model: XrayDisk 512GB SSD
    Fw : V1205A0
    Size : 488386 MB [512.1 GB]
    From smart : [SMI2259XT] [V1205A0 00] [N48R0]
    Controller : SM2259XA bufferless
    FlashID: 0x2c,0xd3,0xc,0x32,0xea,0x30,0x0,0x0 – Micron 176L(N48R) QLC 1024Gb/CE 1024Gb/die
    Channel: 2
    CE : 2
    TotDie : 4
    Plane : 2
    Die/Ce : 1
    Ch map : 0x03
    CE map : 0x05
    Inter. : 2
    First Fblock : 3
    Total Fblock : 1620
    Total Hblock : 7632
    Fblock Per Ce : 1620
    Fblock Per Die: 1620
    Original Spare Block Count : 96
    Vendor Marked Bad Block : 0
    Bad Block From Pretest : 39

    • ちょうべい ちょうべい より:

      あきちゃんさん
      いつも情報ありがとうございます!
      512GBはQLCでしたか!
      そして、コントローラーはSMIだったのですね。
      私の256GBはYeestorでしたが、そもそも商品説明でコントローラーは「Phsion/SMI(2258XT)/Realtek/Yeestor」となっているので、嘘はついてないですね!
      やっぱり「おみくじ」だ!

  3. あきちゃん より:

    早く開けろと言う声が聞こえた気がして、開けてみました。
    保証シールは破れてしまいましたけれど(笑)
    NANDはSpecTec PF758 ASグレードでした。これはBX500とほとんど同じ構成ですよね。
    ちなみに私が購入したのは、青緑色アルミ筐体の物です。

    • ちょうべい ちょうべい より:

      あきちゃんさん
      わざわざ開腹していただき、ありがとうございます!
      リクエストが聞こえましたか~(笑)
      筐体がどんなバージョンなのかも気になっていたので、スッキリしました。
      最近SpecTecのNANDをよく見かけるような気がします。
      きっと安く出回っているのでしょうね!

タイトルとURLをコピーしました